ブリヂストンは7月31日、中国の大手タイヤメーカー、東営市方興橡膠有限責任公司(Fangxing社)を相手に提起していた特許権侵害訴訟で勝訴したと発表した。
同社は、同社が特許権を持つトラック用タイヤのトレッドパタンを使用してタイヤを製造・販売したFangxing社の行為が特許権侵害に該当するとして、上海知識産権法院に2017年9月に提訴した。
その結果、同社の主張が認められ、2018年5月に、Fangxing社に対して、侵害行為の中止と損害賠償金約62万元(約1000万円)の支払いを命じる判決が下された。
対象となった特許権は、同社がアジア向けに独自に開発したトラック用タイヤR118のトレッドパタンに関連するもの。
同社は、ユーザーが誤って模倣品を購入するリスクをなくすため、特許や商標、その他の知的財産の不正使用または侵害に対しては、今後も厳正に対処することにしている。