㈱ブリヂストンは、同社グループの知的財産活動への取り組みについてまとめた「2011知的財産報告書」を、同社Webサイトに掲載した。
同社は、2004年1月に経済産業省が公表した「知的財産情報開示指針」に沿って、2004年から知的財産報告書を発行しており、今年で9回目の発行となる。
同社グループでは、知的財産を企業経営を支える重要な経営資源として位置づけている。企業価値の最大化に貢献する知的財産活動の基本方針として、グループ全体での知的財産権の最適な管理体制の整備・推進、知的財産サイクル(「創造」・「保護」・「活用」)の正循環、知的財産のリスクの最小化による事業への貢献の、3つの取り組みを掲げている。
同報告書では、2011年に成果のあった知的財産活動の事例と、今後取り組むべき課題を紹介。具体的には、2011年に発表した商品の中から、「ラベリング制度」において最高グレードを達成した技術を搭載したタイヤ「ECOPIA EP001S」および、「建築用免震ゴム」に関する戦略的な知的財産活動の事例を紹介している。
同社は、同報告書を通じて、顧客に同社グループの知的財産活動に対する理解を深めてもらいたい考え。