ブリヂストンは5月13日、中国の大手タイヤメーカーである三角輪胎股份有限公司(三角社)に対する意匠権侵害訴訟に勝訴したと発表した。
ブリヂストンは、同社が意匠権を持つスタッドレスタイヤのトレッドパタンを使用して、三角社がタイヤを製造・販売した行為は意匠権侵害に該当するとして、2013年10月に中国長春市中級人民法院に意匠権侵害で提訴していた。
その結果、昨年7月に同社の主張が認められ、三角社に対して製造・販売の中止と、損害賠償金の支払いを命じる判決が下された。この判決に対して三角社が上訴していたが、控訴審の吉林省高級人民法院でも今年1月に一審判決を維持するとの判決が下され、同社の勝訴が確定した。
同社は知的財産の保護に努めており、同社の特許、商標、その他の知的財産の不正使用または侵害に対して、今後も厳正に対処していく方針。そうした活動を通じて、顧客の安心・安全を最優先し、ブランド価値の維持・向上を図っていくとしている。