~コンパウンディングとフィラー分散の事例とトラブル対策~
受講可能な形式
趣旨
ゴム/樹脂材料の配合技術は多方面で活用されているにもかかわらず、高分子物性がプロセシングの影響を大きく受けるために科学として扱いにくい分野である。しかし、この20年間にポリマーアロイの先駆者ウトラッキーの発明によるEFMや演者によるカオス混合装置の開発、ラムスタットミキサーなどプロセシングに関する新技術が生まれており、地味ではあるがプロセシング技術の進歩が知られている。
本セミナーでは、防振ゴムや電子機器部材用樹脂混練技術の開発経験から得られた知識を基に、配合設計技術の視点でプロセシングを捉えた「実戦的な考え方」について事例をもとにわかりやすく解説する。
本セミナーでは材料メーカーだけでなく、川下に位置する成形メーカー技術者や最終製品の組立技術者が日々品質設計で困っている問題について取り組むときのヒントも得られるようプログラムに工夫している。また、高分子材料の基礎事項についても説明し、専門外の技術者でも全体の理解が得られるように配慮している。
受講対象者
・ゴム・樹脂製品の開発・製造に携わっている技術者・管理職
・ゴム・樹脂の特性を活かした配合処方を提供・提案されている配合技術者
・ゴム・樹脂およびフィラーや配合試薬を扱う商社の担当者・幹部
日時 | 2019年6月7日10:30~16:30 |
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講師 | 倉地育夫氏((株)ケンシュー代表、工学博士) |
講師略歴 | |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | |
お申込み | このセミナーに申込む |
プログラム
1.高分子材料のツボ
(1)高分子とは
(2)高分子材料の評価技術
(3)高分子材料の設計手法
2.材料設計とプロセシング概論
(1)ゴムの配合設計とプロセス(樹脂補強ゴムを事例に)
(2)リアクティブブレンド(難燃性ポリウレタンを事例に)
(3)強相関ソフトマテリアルの手法(機能性樹脂の配合設計とプロセス)
(4)プロセシングも含めた材料設計技術について(まとめ)
3.素材から部材のパラダイムシフトと材料設計技術の変化
(1)素材メーカーから部材メーカーへの転換
(2)製品組立メーカーによる材料内製化の動き
(3)タグチメソッドによる材料設計(材料技術者以外でも材料設計が可能な時代に)
4.高分子材料の混練プロセス
(1)分配混合と分散混合
(2)剪断流動と伸長流動
(3)高分子材料の混練装置
(4)二軸混練機を用いた混練プロセス
(5)カオス混合装置
5.トラブル対策の事例
(1)目やに
(2)フィルムのボツ
(3)パーコレーション転移
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。