ゴムタイムス社 取材メモ 意識改革を進める難しさ 2016年9月26日 9時 東海カーボンの長坂一社長は13日に都内で行った記者会見の中で、構造改革の柱の一つである「社内意識改革」が進んでいない現状を率直に語った。 長坂社長は、「1年半前に合理化策を打ち出した後、経営環境は大きくに変わり、しかも厳しくなったものの、それでも社内の意識はなかなか変わらないことから、今後も社内……
ゴムタイムス社 取材メモ 分かりやすい説明とは 2016年9月26日 9時 ブリヂストンが8月29日に開催した「ブリザック」の新CM発表会の中で、技術プレゼンテーションを行ったブリヂストンタイヤジャパンの渡部亮一氏の説明は分かりやすく、「ブリザック=発泡ゴム」というメッセージが鮮明に伝わった。 内容は、なぜブリザックは冬道で滑らないのか、なぜ効果が長持ちするのかというも……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の4~6月期営業利益ランキング 2016年9月12日 10時 売上高は前年同期とほとんど順位の変動がなかったのとは対照的に、営業利益は大きく順位が入れ替わった。 1位には前年同期まで4位が定位置だった豊田合成が入った。自動車部品事業の米州や中国での増販効果、欧州での立ち上げ費用の減少などにより2桁増となった。 2、3位の大手合成ゴム2社の順位は変わらず、……
ゴムタイムス社 取材メモ 式年遷宮に学ぶ機械の更新計画 2016年9月12日 9時 日本製の機械には「正確で、壊れにくく、長持ちする」というイメージがある。それは長所に違いないのだが、実際には逆の面もあり得るというところに企業経営の難しさがある。 国税庁によれば、ゴム製品製造業用設備の耐用年数は9年と定められている。一般に、減価償却が終了した機械を使い続ければ利益が出る。30年……
ゴムタイムス社 取材メモ 一球にかける想い 2016年9月9日 13時 東部ゴム商組第38回野球大会は、ヤマカミ(ベルト)の3連覇で幕を閉じた。 大会4日目の準決勝と決勝を観戦した。観戦前は、打撃戦のイメージをしていたが、その予想は全く違った。投手の球のスピード、コントロールもよく、守備もしっかりしており、点が入らなくても見ごたえのある好ゲームが繰り広げられた。 さ……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の4~6月期売上高ランキング 2016年9月5日 10時 主要上場ゴム企業の2017年3月期第1四半期決算が出揃ったのを受け、同四半期の売上高をランキングした。 円高の進行により、23社中15社が減収となる中で、1位から17位までの順位は前年同期と変わらなかった。 1~3位の豊田合成・NOK・住友理工はいずれも自動車用部品メーカーで、前年同期は北米自動車市……
ゴムタイムス社 取材メモ 需要に関する建機工会員の見方 2016年9月5日 9時 日本建設機械工業会の今年度の需要予測に関する辻本雄一会長の記者会見では、国内外の経済指標や市場動向に関する会員の見方も紹介された。 これは、国内の投資と海外市場の需要について、今年度と来年度に「増加」あるいは「減少」するか、「横ばい」かを問うものだ。ただし、国内は年度(4~3月)を上期と下期に……
ゴムタイムス社 取材メモ 通期予想を変更しないのは 2016年9月1日 14時 日本ゼオンの17年3月期第1四半期連結決算は、円高と原料安に伴う売買スプレッドの悪化によって減収減益となったが、通期の業績予想に変更はなかった。 決算説明を行った古谷岳夫執行役員によれば、第1四半期の売上高は699億9800で前年同期比7・8%となったが、これを4倍すると2799億9200万円で……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 業績は中長期の視点で 2016年8月29日 8時 各社の四半期決算がほぼ出揃い、12月期決算企業は第2四半期、3月期決算企業は第1四半期の業績が明らかになった。 12月期決算のタイヤ4社は、国内市場では自動車生産の減少、海外市場では円高の進行や価格競争の激化などにより、4社とも減収となった。営業利益についても3社が減益となり、この結果を受けて、各……
ゴムタイムス社 取材メモ カー黒市場の現状 2016年8月26日 14時 中期経営計画「T-2018」の進捗状況について説明を行った東海カーボンの長坂一社長は、そのなかでカーボンブラック市場の現状を紹介した。 長坂社長によると、国内のカーボンブラック市場はじり貧にあるとしながらも、グローバルでは成長が見込める商品の1つとした上で、同社の主力事業であるファインカーボン、黒鉛……
ゴムタイムス社 取材メモ SSBRへの期待 2016年8月26日 13時 JSRの17年3月期第1四半期連結決算は減収減益となり、説明会で清水喬雄上席執行役員は「厳しいスタートとなった」と述べた。ただ、全体的に低調な中にあって、SSBRは好調だった。 質疑応答で、燃費不正疑惑を背景とした、タイヤ・自動車メーカーからのSSBRに対する注目について問われた清水上席執行役員……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 バイオ度規格化への期待 2016年8月22日 9時 化石燃料の使用量を低減できる次世代型バイオマスポリマーの開発が進んでいる。 バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」を指す。「再生可能資源」と「バイオ」は同じ意味で、植物由来の再生可能資源から生成されたカーボンを……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 日本の技術で優良なゴムへ 2016年8月8日 9時 理化学研究所(理研)はこのほど、パラゴムノキのゲノム解読を行い、93・7%以上の遺伝子情報を包括する質の高いドラフトゲノム(全ゲノムの概要)を得ることに成功したと発表した。 理研が解読を行ったのは、東南アジアで広く用いられているRRIM600という系統のパラゴムノキで、1・55Gb(ギガ塩基対)の……
ゴムタイムス社 取材メモ 冬タイヤの進化に驚く 2016年8月1日 9時 住友ゴム工業が先日開催した乗用車用スタッドレスタイヤの新製品「WINTER MAXX(ウインターマックス)02」のプレス向け試走会で、初めてスタッドレスタイヤを経験し、その威力をまざまざと体感した。 何しろ冬タイヤを装着した車を運転するのは30年ぶりだ。当時はスパイクタイヤが全盛で、スパイクがアス……
ゴムタイムス社 取材メモ マグネ電池開発に込めた思い 2016年8月1日 7時 藤倉ゴム工業は4日、本社で開催したアナリストミーティングの中で、9月に上市する非常用マグネシウム空気電池「ワットサット」のプレゼンテーションを行った。 ワットサットは電気の単位であるワットと日本語の「さっと」を組み合わせた造語。特長は2リットルの水と付属の塩を専用のケース混ぜあわせるだけで発電……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 過熱する避妊具の薄さ競争 2016年8月1日 6時 薄さを訴求して消費者の購買意欲を刺激する。テレビやスマホの薄さ競争がコンドームの世界でも起きている。 少子高齢化やセックスレス、若年男性の草食化などの影響で、国内のコンドーム市場は縮小傾向にあるが、高品質・高価格の薄型コンドームの需要は堅調だ。 薄型コンドームの特長である使用感の良さが日本の消……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 トルコの一刻も早い安定を 2016年7月25日 10時 トルコで発生したクーデターは未遂に終わった。しかし、関係者とされる人物への取り締まりが拡大するなど、同国情勢は当面、不安定化しそうである。ゴム関連を含め、数多くの日系企業が進出しているだけに、同国の政情不安は気がかりだ。 現在、トルコには100社以上の日系企業が進出していると言われている。ゴム……
ゴムタイムス社 取材メモ 東京ゴム相場「逆ざや」の背景 2016年7月25日 9時 6月に入ってから、東京ゴム相場の終値が興味深い値動きで推移した。 月初から当限(当月が決済月)と先限(5ヵ月先が決済月)にほとんど「さや」がない状態で始まり、9日以降は先限が当限より安い「逆ざや」を形成した。通常は、決済まで時間のある先限は高値をつけ、決済が近づくほど値の下がる「順ざや」状態に……
ゴムタイムス社 取材メモ 業容拡大で社名は? 2016年7月25日 9時 国内のゴム製品の市場拡大が見込めない中で、各企業はゴムにとらわれずに事業領域を拡大するようになっている。そうなると、やっかいなのが社名である。 JSRは先日、ライフサイエンス事業の説明会を開催した。同社は高分子化学に関する技術をベースに、石化系事業からファイン事業、ライフサイエンス事業へと業容……
ゴムタイムス社 取材メモ 目立つ自治体単位の出展 2016年7月11日 9時 先日開催された機械要素技術展で、何よりも目に付いたのは、県や市、区、町など自治体単位のブースが多かったことだ。これに中国やタイ、中国遼寧省など、外国の国や自治体単位のブースを加えると、その数は70近くになった。 各自治体のブースでは、中小企業がそれぞれコーナーを設けて、自社の製品や技術をPRして……
ゴムタイムス社 取材メモ 自動車「挽回生産」に注目 2016年7月11日 9時 日本自動車工業会(JAMA)が発表した四輪車生産統計によると、4月の四輪車生産は64万3901台で前年同月比9・7%減となり、前月の増加から減少に転じた。 この生産減の主な要因は、九州地区にあるトヨタの子会社、アイシン九州(熊本市)が熊本地震で被災したことによって部品供給が滞り、最大手のトヨタが……
ゴムタイムス社 取材メモ 迫力あふれる360度動画 2016年7月8日 11時 東洋ゴム工業が7月5日、いま話題の360度動画をユーチューブで公開した。タイトルは「Masato Kawabata 360° Drift」 360度動画を再生すると、左上にカーソルが表示される。見たい方向にクリックするとカメラの角度が変わり、上下左右360度にわたって迫力ある映像を楽しむことがで……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 増えるIFRS適用企業 2016年7月4日 7時 日本自動車部品工業会はこのほど、15年度の会員企業の動向を発表した。前年度は国際財務報告基準(IFRS)適用企業が1社だったため、条件に合う企業すべての集計値だったが、今年度はIFRS適用企業が8社に増えたことから、日本基準適用企業とIFRS適用企業に分けての集計となった。今後は、こうした形で集計……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 買収劇に共通する「欧州」 2016年6月27日 10時 今年上半期のゴム業界で発表された買収案件は次のとおり。共通するキーワードは「欧州」だ。 横浜ゴムは3月28日、オランダの農機用・建機用タイヤ会社「アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)」を買収すると発表した。 ATG買収により、消費財タイヤが中心だった同社は、景気に左右されにくい農機用を中心と……
ゴムタイムス社 取材メモ 「空のF1」支援の理由 2016年6月27日 6時 住友ゴム工業がファルケンブランドでオフィシャルパートナーとなった「レッドブル・エアレース千葉2016」は、同社がサポート契約する室屋義秀選手(チーム・ファルケン)が参戦5年目にして悲願の初優勝を果たし、盛況のうちに閉幕した。 エアレースは世界トップクラスの飛行技術を持つパイロットたちが技の正確……
ゴムタイムス社 取材メモ インバウンド対応製品好調の理由は 2016年6月23日 14時 不二ラテックスの伊藤研二社長は、6月10日に行った経営戦略に関する説明の中で、コンドームの現状を紹介した。 伊藤社長によれば、国内のコンドーム市場は右肩下がりだが、ウレタン製・高付加価値・高価格コンドームの販売が堅調で、金額ベースでは増加傾向にある。 このような中、同社では抜群の柔らかさを特長と……
ゴムタイムス社 取材メモ 輪ゴムに新しい活躍の場を 2016年6月20日 9時 昭和初期の物理学者・久保亮五氏の著書「ゴム弾性」の冒頭に、「ゴムは奇妙な物質である」という記述がある。ゴムは他の物質にない特性を生かし、様々な分野で活躍しているわけだが、生活に最も身近な使われ方といえば、結束材としてのバンド、いわゆる「輪ゴム」ではないだろうか。 ㈱共和のHPに掲載されている「……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 医療・ヘルスケア市場の成長性 2016年6月20日 9時 日本の材料・化学メーカーの医療・ヘルスケア市場への参入が相次いでいる。 各社が3月期決算発表の際に示した経営方針でも、次期の成長ドライブを医療・ヘルスケア部門に置く記述が目に付いた。エレクトロニクス市場の成熟化に加え、石化事業の採算悪化などから、医療領域を従来の収益源に代わる成長の核として位置……
ゴムタイムス社 取材メモ オリンピックとの深い関わり 2016年6月17日 13時 ブリヂストンがワールドワイドオリンピックパートナーになったことは、多くの人に知られているだろう。 しかし、グループ会社のブリヂストンサイクルが、日本の自転車競技のレベルアップに協力するとともに、これまで同競技で何人ものオリンピック代表選手を輩出していることは、関係者以外にはあまり知られていない……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の3月期営業利益ランキング 2016年6月13日 10時 主要上場ゴム企業の16年3月期決算の営業利益をランキングした。増収や為替の影響、原材料価格の低下などにより、増益企業が前期に比べて増える中、上位5社の順位は前年と変わらなかった。 1位は昨年に続きNOK。前年が倍増した影響で前期比
ゴムタイムス社 取材メモ ローリング中計のメリットとは 2016年6月13日 9時 三井化学は先ごろ開いた経営概要説明会の中で、今後の中期経営計画について、環境変化に機敏なシステムへの変更を行うことを明らかにした。 これまでは3年ごとに中計を策定し、フィックス方式で計数目標を設定してきたが、淡輪敏社長は「その3年を見通すのが難しくなってきている。環境の変化や諸元の変化などから……
ゴムタイムス社 取材メモ 準会員制度への期待 2016年6月10日 12時 JATMAの会長交代記者会見で、池田育嗣新会長は4月から導入した準会員制度に関して、すでに準会員となっているミシュランと日本グッドイヤーのほかに、
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の3月期売上高ランキング 2016年6月6日 10時 主要上場ゴム企業の2016年3月期決算が出揃ったのを受け、売上高をランキングした。 北米自動車市場の好調を受け、自動車用部品メーカーが1~3位を占めた。1位は豊田合成で7818億円(前期比7・4%増)、2位NOKは7461億円(同7・6%増)、3位住友理工は4244億円(5・9%増)。 他の自……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 三菱自動車問題の早期解決を 2016年5月30日 9時 三菱自動車の燃費データ不正問題は、同社が日産自動車傘下に入ることで、ひとまず落ち着いた。しかし、今後については不透明な部分もあり、三菱自に製品を納入しているゴム企業にとっては、不安が払拭されたとは言えないだろう。 三菱自と言えば、かつて
ゴムタイムス社 取材メモ 差別化・特殊化を一層強化 2016年5月30日 8時 宇部興産の山本謙社長は5月18日に発表した新中期経営計画の中で、合成ゴムに関しては、従来から進めている「差別化・特殊化」を一層強化していく方針を示した。 これまでも大手タイヤメーカーとの共同開発を行ってきたが、今後は
ゴムタイムス社 取材メモ 国内尻目に海外が伸張 2016年5月30日 8時 バンドー化学の16年3月期決算によると、同社の15年度の海外売上高比率は48・5%だった。 事業別に見ると、自動車部品事業では、欧米他の売上高は自動車生産台数が好調に推移するなどして前年度比6・2%増、中国は主要顧客の減産の影響で10・9%減、アジアは
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 事業戦略見直す値上げ相次ぐ 2016年5月23日 10時 今年に入って、ゴムシートを扱うゴム企業の厚物の天然ゴムシートの値上げが相次いで発表された。その背景には、国内需要の大きな伸びは難しいとの認識の下、事業戦略を立て直す狙いがある。 原材料価格が比較的安定しているにもかかわらず、特にコスト要因が大きい厚物ゴムシートでは、採算性が一層厳しくなっている……
ゴムタイムス社 取材メモ 中小企業の技術が活かされた文具 2016年5月23日 9時 レクサスが開催する「LEXUS DESIGN AWARD」で2015度入賞した「INSTAMP(インスタンプ)」には、テクノプレニードヒダの低硬度のシリコンゴムが使用されている。 このスタンプの特長は、スタンプを押す力加減・角度・回数によって、書体が様々に変化すること。 同社の低硬度のシリコンゴ……
ゴムタイムス社 取材メモ 欧州の自動車文化を象徴するレース 2016年5月23日 9時 ブリヂストンがトヨタ自動車のレース活動を担当する「トヨタ・ガズー・レーシング」とともに「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に初めて参戦してから、今年で10年目となる。 参戦当時を知るブリヂストンの社員として、レーシングドライバーの大嶋和也氏とのトークセッションに出席した井出慶太・日本直需タイヤ……
ゴムタイムス社 取材メモ 第4四半期の不振響く 2016年5月16日 10時 決算説明会で「一年を通じて悪かったが、特に悪かったのが第4四半期」と語ったのは、JSRの平野勇人上席執行役員。同社の16年3月期決算は、第3四半期までの9ヵ月累計の営業利益は291億円だったにも関わらず、最終的には334億円に留まった。 ということは、第4四半期は50億円弱だったことを意味する。ち……
ゴムタイムス社 取材メモ ゴムホース統計に浮かぶ??? 2016年5月16日 10時 統計はただの数字の羅列に見えるが、かなり奥が深いものだ。日本ゴムホース工業会がまとめた2月のゴムホース生産実績によれば、高圧用、自動車用、その他用の3品目すべてで生産量が前年同月実績を上回り、全体でも前年同月比16・2%増加した。一方、出荷金額は高圧用を除いた品目で下落し、全体では同2・2%減少し……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 人工芝とゴムチップ 2016年5月16日 9時 米国政府機関が2月に、ゴムチップ入り人工芝の人体に対する影響(発がん性)について調査を開始すると発表したのを受け、日本の人工芝メーカー各社もその対応に追われ、自社HPで「第三者機関による試験で安全性を確認している」ことを明らかにした。 人工芝でプレーしていた全米各地の女子学生サッカー選手のなか……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 被災設備の早期再開に期待 2016年5月2日 9時 熊本地震では住宅や公共施設などに加え、各企業の生産設備にも被害が出た。その数を見てみると、この地域にいかに多くの世界的な工場が集中していたかが分かる。 特に、自動車部品工場が被災したことにより、GMの米国内の4工場が稼働を停止したニュースには驚いた。日系自動車メーカーの海外進出に伴い、自動車部……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 地震への備えを急げ 2016年4月25日 9時 熊本県で14日から16日にかけて発生した大きな地震で、多くの方々が被害を受けた。今回の地震は記録が残る1923年以来、九州では初の震度7だったという。 その後も余震が続いており、被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早く落ち着いた生活が送れるようになることをお祈りします。 ……
ゴムタイムス社 取材メモ 熊本地震の影響はこれから 2016年4月25日 9時 4月14日夜、熊本県を中心とした地域で最大震度7を記録する大地震が発生した。16日未明には「本震」が発生し、さらに被害が拡大した。被災した方々には心よりお見舞いを申し上げたい。 九州は日本のゴム産業発祥の地であり、現在も多くの生産拠点が置かれている。ゴム関連企業各社は、被災した生産施設の状況を発表……
ゴムタイムス社 取材メモ 「アランセオ」設立の影響は 2016年4月22日 13時 独ランクセスのマティアス・ツァハトCEOが初来日して記者説明会に臨み、新合弁会社「アランセオ」を中心に、合成ゴム事業でグローバル・バリューチェーンを拡大していく方針を示した。他の合成ゴムメーカーにこれがどう影響していくか、気になるところだ。 アランセオは世界最大の合成ゴムメーカーであるランクセ……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 グローバル人材の育成へ 2016年4月18日 10時 今年のゴム関連企業の入社式で行われた各社の社長訓辞からは、グローバル化に対応できる人材が、これまで以上に必要になっていることが伺われた。 といっても、単なるグローバル化ではなく「真のグローバル化」を目指すということが、従来とは異なるところだ。 ブリヂストンが経営の最終目標の一つに「真のグローバ……
ゴムタイムス社 取材メモ まずは目立つことが重要だ 2016年4月18日 9時 盛況のうちに終了した「高機能ワールド2016」で「おや」と思わせられることがあった。それは、以前よりも「目立とう」という意図が感じられるブースが増えたことだ。 そうは言っても、他の一部展示会のように、露出の多い女性が増えたということではない。ブースの造りそのものを、人目のつくようなデザインやレ……