ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR S-SBR 製販一体の拡販が奏功 第5世代でEU規制需要取り込み 2017年10月13日 13時 JSRが新中期経営計画「JSR 20i9」で成長事業として位置付け、タイヤ材料技術開発センター、石化事業部タイヤ材料部、SSBR事業推進部が一体となって事業の拡充・強化を図っている低燃費タイヤ向けS―SBRについては、「ハイエンドの追求とミドルレンジの拡販により順調に販売を伸ばしており、第1四半期……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 国内、中国工場は高稼働を維持 差別化商品で事業基盤強化 2017年10月13日 13時 三井化学のEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)は、ウェザーストリップや各種ホース類などの自動車部品(7割)を中心に使われているほか、一般工業向け(3割)としてOAロールや建材などでも使用されている。 今上期の需給動向については、自動車生産の増加に支えられ、国内市原工場(年産9万500……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 EPDM事業を拡大・強化 サウジ工場 18年から本格生産 2017年10月13日 13時 住友化学がサウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ラービグ第2期計画」でのEPDM新プラント(年産7万t、TPO1万t)がこのほど完成、現在、機器確認と試運転を開始しておりサンプル出荷を経て、2018年から本格生産を開始する。 エタンガスを主原料とす……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 エコタイヤ向けVCRが拡大 世界4拠点で高稼働を維持 2017年10月13日 13時 宇部興産の合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に出荷が堅調推移、原料ブタジエン価格の上昇に伴う販売価格の上昇もあり増収となった。 足元のBR需給動向については、世界的に旺盛なタイヤ需要に支えられ、世界4拠点ともに高稼働を維持している。 国内販売はタイヤ向けの共同開発製品や建設機械タイヤの需要が堅調……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 川崎事業所のフル稼働続く デボトルでの能力増強も検討へ 2017年10月13日 13時 昭和電工の2017年12月期第2四半期決算における基礎化学品事業部のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」は春先に実施した価格改定に加え、米国向け等輸出が堅調に推移したことで増収となった。CRの需要は引き続き旺盛で、川崎事業所(年産2万3000t)でのフル生産、フル販売が継続している。未販売エリ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】 三井化学 市原、中国プラントがフル稼働 2017年4月10日 7時 三井化学のエラストマー事業部はEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)の高機能グレード品である超耐熱性グレード「メタロセンVNB―EPT」や低温特性に優れたグレード「メタロセンEBT」の差別化商品の販売拡大に注力する。 「昨年下期からEPTの出荷は極めて好調」(水川修一エラストマー事業部……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR S-SBR 製販一体で拡販 2017年4月10日 7時 JSRは需給バランスの変動を起因とした原料ブタジエン価格の急騰、円安進行・原油高を背景とした国産ナフサ関連原料の価格上昇に対応するため、各種合成ゴム製品の値上げを2月1日納入分から実施した。 一方、同社の低燃費タイヤ向けS―SBR(溶液重合SBR)は、順調に販売を伸ばしており、「市場成長7%前後……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン S―SBR新会社で拡販へ 2017年4月10日 7時 日本ゼオンが住友化学と合弁で設立した溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)の新会社「ZSエラストマー(ZSE)」が4月3日から営業を開始した。 新会社は両社のS―SBR事業の販売と研究開発を行う。資本金は4億5000万円。出資比率は日本ゼオンが60%、住友化学が40%。 両社の技術面でのシナ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】住友化学 EPDM サウジ工場が今年中に稼働 2017年4月10日 6時 住友化学は日本ゼオンとのS―SBR(ソリューションSBR)事業の合弁子会社「ZSエラストマー(ZSE)」に同社のS―SBR製品の販売、研究開発機能を4月から移管した。 両社の持つ技術力を持ち寄り、S―SBR製品のプロセス、変成技術などでのシナジー効果に期待。S―SBR事業の優位性を保ち、同事業の拡販……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成 シンガポールでの能増検討 2017年4月10日 6時 国内、海外ともにフル稼働 第5世代製品を開発中 旭化成はナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの市況上昇を受け、同社のBR、SBR(油展・非油展、ジエン・タフデン・アサプレン)製品を3月15日出荷分から値上げした。値上げ幅はBRが110円/kg以上、SBR(油展)が65円/kg以上、SBR(非油……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 BR需給がタイト化へ 2017年4月10日 6時 中国市場の需要が回復 宇部興産はマレーシアのBR(ブタジエンゴム)合弁会社「ロッテ・ウベ・シンセティックラバー(LUSR)」(年産5万t)の本年末のフル稼働を目指し、17年中に意思決定、中計の18年度中に2万2000t増の設備設置を行なう計画でいる。 同社のBR国内販売はタイヤ向けの共同開発製品や……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】東ソー ベルト向け高耐久性グレード開発 2017年4月10日 6時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループはクロロプレンゴム(スカイプレン)全品種の価格を、3月1日出荷分から40円/kg値上げした。 昨今のブタジエン価格の高騰は、自助努力の限界を超えており、事業採算の確保は極めて困難な状況となったとし、今後の安定生産・安定供給製品を継続するためにも、値上げに踏……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 CR価格改定は喫緊課題 2017年4月10日 6時 昭和電工は昨年秋頃からのブタジエンを主とした原燃料価格の上昇に対応、同社のクロロプレンゴム(ショウプレン)全品種の国内販売価格を3月1日出荷分から42円/kg以上、値上げした。 今後とも製品の安定供給を維持していくためには、自助努力によるコスト削減に加えて、顧客にコストアップ分の一部の負担を依頼……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ グローバルに価格修正 2017年4月10日 6時 デンカはCR(クロロプレンゴム)の国内向け価格を、3月21日出荷分から40円/kg以上の値上げを発表し、需要家と交渉を行なっている。海外市場でも安定供給と事業継続のため、昨年、10月1日から450ドル以上/t、400ユーロ以上/tの値上げを実施しているが、昨年末からは市況、コスト上昇分に見合う更なる価……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】大阪ソーダ ヒドリンゴムを値上げ 2017年4月10日 6時 耐熱、耐候性で自動車用途拡販 大阪ソーダの機能材事業部は、原料市況の上昇に対応、エピクロルヒドリンゴム「エピクロマー」を2017年4月1日出荷分から30円/kg値上げした。 同社では、原燃料価格の高騰に対しコスト低減の自助努力をしてきたが、モノマー等の主原料及びユーティリティーなどのコストが増……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR タイヤ材料開発センターでS―SBR事業を積極推進 2016年10月17日 7時 JSRは本年6月にS―SBR(溶液重合SBR)事業を強化・拡充するため、石化事業部内にSSBR事業推進部を、四日市工場にタイヤ材料技術開発センターを新設するなどの組織改正を実施した。TPE部の機能をタイヤ材料部および機能性エラストマー部に移管した。 S―SBRを中心とするタイヤ向けゴム材料は、……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】三井化学 機能性EPT2品を本格販売 2016年10月17日 7時 三井化学の合成ゴム事業は、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を主体に展開。生産拠点は国内市原工場(2系列年産合計9万5000t)と、中国シノペック社とのJVである上海中石化三井弾性体有限公司(SSME、同7万5000t)の2拠点。国産品はグローバルに、SSME品は中国を中心に供給を……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成 国内、海外3拠点で能増 2016年10月17日 7時 旭化成は同社の高機能ポリマー事業本部で省燃費型高性能タイヤ用スチレンブタジエン(S―SBR)及びBRの合成ゴム事業を展開している。同社のS-SBRは連続重合工法による耐摩耗性やグリップ性などをバランス良く達成。同業他社とは異なるプロセス、アプローチ面での優位性を活かし、変性効果をさらに高めた高性……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 需要根強くほぼフル稼働に 2016年10月17日 7時 昭和電工のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の2016年度12月期上半期の需要動向は、春先からの根強さが継続しており、製造プラントはほぼフル稼働で操業している。 同社の総出荷の8割を占める輸出は、アジア・欧州向けが横ばい、米国向けは伸びている。米国市場では販売員の増強に加え、各種展示会への……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 マレーシア能増は来年意思決定 2016年10月17日 7時 宇部興産の合成ゴム事業は、コバルト触媒で重合するハイシスBRの製造・販売が中心。標準グレードの「UBEPOL BR150」の他、省燃費性などの物性に優れた「同BR150L」や、省燃費性に加え軽量化・薄肉化が特長の「同VCR」など、高機能グレードをラインナップする。 BRの主な需要先は自動車用タ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】大阪ソーダ 海外事業のさらなる拡大へ 2016年10月17日 7時 大阪ソーダ(佐藤存社長、大阪市西区)は、各種自動車部品に欠かせない世界トップシェアの特殊ゴム「エピクロルヒドリンゴム」を中心に、合成ゴム事業を展開している。 同社のエピクロルヒドリンゴムは、独自に開発したプロセスで生産され、耐熱性・耐油性・低温特性などの物性バランスに優れていることが特長。 そ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ 海外市場でCRを値上げ 2016年10月17日 7時 昨年100周年を迎えたデンカは、次の100年に向けグローバルでの生産体制の構築を進めている。 クロロプレンゴム(CR)事業については、昨年11月、三井物産との共同出資で米国に設立したDPE社が、デュポン社のCR事業を買収し、ルイジアナ州のポンチャートレイン工場、国内の青海工場(新潟県糸魚川市)と……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン S―SBR 18万t体制に 2016年10月17日 7時 日本ゼオンは先に住友化学と溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)事業の統合に向けた検討を開始することで基本合意、統合効果の調査・検討を経て、12月末に最終契約を締結する予定だ。計画では両社の子会社を含めたS―SBR事業の合弁会社を設立、新会社の営業開始を来年4月としている。 S―SBR事業で……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】大阪ソーダ 中国、タイで販売会社統合 2016年5月16日 8時 ㈱大阪ソーダ(佐藤存社長、大阪市西区)は現在推進中の中期経営計画「NEXT FRONTIER-100」で創業事業であるクロール・アルカリ事業をベースに合成ゴム、合成樹脂、医薬品関連、エネルギー・環境等の事業再構築・再強化を進めている。 合成ゴム事業ではエピクロルヒドリンを主原料とした「エピクロ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン 第2期プラントが完工 2016年5月16日 7時 日本ゼオンはシンガポールの溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR)の製造プラント(年産3万5000t)の第1期に続き、第2期の建設を進めていたがこのほど完成、4月6日、現地で竣工式が行なわれた。第2期の生産量は3万5000t、第1期の3万5000tと合わせ、合計7万t体制となる。 同社では今後……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成 S-SBRは順調に拡大 2016年5月16日 7時 旭化成は4月1日付けて旭化成ケミカルズなど子会社 を吸収合併した。併せて高機能ポリマー事業本部を立ち上げ、合成ゴムについてはその一事業部として事業を行っていくことになった。 同社の15年度の合成ゴム事業は「景況感としては良くないが、ボリュームとしては当初思い描いていた通り、市場を上回る伸びを達成で……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】三井化学 超耐熱・耐寒グレードを開発 2016年5月16日 7時 三井化学(淡輪敏社長、東京都港区)のエラストマー事業部はEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)の新グレードとして、超耐熱性グレード「メタロセンVNBーEPT」(アクリルゴム代替)と、超耐寒性グレード「メタロセンEBT」(シリコーンゴム代替)の2種を開発、顧客でのサンプル評価も順調で、本……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】東ソー 接着剤用途拡販に注力 2016年5月1日 10時 東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)のポリマー事業部・合成ゴムグループは、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」および、クロロスルホン化ポリエチレン「TOSO-CSM®」を手がけている。 15年度のCR需要はグローバルでも微減で推移。同社でも特に南米では自動車減産の影響や接着剤低迷で需要が落ち込……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 米市場での拡販を継続 2016年5月1日 10時 昭和電工㈱(東京都港区、市川秀夫社長)の2015年12月期におけるクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」事業は為替円安、主原料価格安定、さらに米国市場での出荷増が寄与し増収となった。 総出荷の8割を占める輸出は、アジア、欧州向けがほぼ横ばいで推移したものの、関税が撤廃された米国市場では、販売人……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ 米DPE社がCR事業を開始 2016年4月30日 10時 デンカのエラストマー・機能樹脂部門におけるクロロプレンゴム(CR)事業について、同社安藤栄一郎エラストマー部長は「国内自動車生産が低調の上、世界的な資源産業の落ち込みにより、鉱山用ベルト、建設機械用高圧ホース等の需要が減退した影響が大きかった」と述べている。 地域的な需要動向を大まかに見ると、……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR S―SBR販売が2割増 2016年4月30日 10時 S―SBRを中心に合成ゴム事業を展開するJSRは、昨年フル生産に移行したタイ1期(5万t)に続き、今年度中に2期(同)を稼働させる計画だ。さらに欧州でも、ハンガリー(6万t)が昨年末に建設工事を開始し、17~18年に稼働させる予定となっている。 山脇一公・石化事業企画部長によれば、S―SBRのグロー……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】住友化学 耐寒性向上の新グレード 2016年4月29日 10時 住友化学の機能樹脂事業部合成ゴム部では低燃費タイヤ用のS-SBR(ソリューションSBR)の事業拡大を進めているが、このほど欧州向けに耐寒性を更に向上させた冬タイヤ用S-SBRの新製品を開発、本年上期中にも販売を開始する。 同社では、欧州での冬用タイヤの高性能化ニーズに対応、昨年秋
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 マレーシアがフル稼働へ 2016年4月29日 10時 宇部興産の合成ゴム事業では、コバルト触媒で重合するハイシスBRの製造・販売を行っている。 タイヤ用途では「UBEPOL BR150」シリーズを標準グレードとし、同シリーズの「150L」や「UBEPOL VCR」等を差別化商品と位置付けている。150Lはリニアタイプで省燃費性などの物性に優れ、VC……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR タイ第1期がフル生産 2015年10月5日 8時 「エクセリンク」(TPV)を積極展開 JSRの4~6月期の合成ゴム事業は、一部製品で販売量が減少したことと、原料価格が下落したことで売上高が前年同期に比べ減少した。 利益についても、合成ゴムと原料のブタジエンの需給バランス悪化によるスプレッド縮小に、タイ合弁会社で第2期工事を進めていることによ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン 特殊ゴムの販売、開発を強化 2015年10月5日 8時 日本ゼオンの基盤事業は、ゴム、ラテックス、化成品、化学品という4つの事業からなり、15年度第1四半期(4~6月)の同事業は、円安、原料安に加え、食品工場でも需要拡大している使い捨て手袋需要向けが好調なラテックス事業が寄与し、前年同期実績を上回った。 ゴム事業については、数量ベースで約4分の1を占……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成ケミカルズ S―SBRが年産24万tに 2015年10月5日 8時 旭化成ケミカルズは5月に、シンガポールのS―SBR製造プラント第1期第2系列(年5万t)の商業生産を開始、これにより、第1系列と合わせ同プラントの生産能力は10万tとなった。 これに川崎工場の10万5000t(S―SBRとBRの合計)と大分工場
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】住友化学 ラービグEPDM拠点建設に着手 2015年10月5日 8時 住友化学は先ごろ、サウジアラビアで石油精製・石油化学事業「ラービグ」の拡張計画(第2期計画)に基づいたEPDM用新プラント建設に、この春着手したことを明らかにした。 同プラントは、16年度第3四半期に商業運転に入る計画であり、エタンガスを主原料とするため、ナフサ由
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】宇部興産 海外市場での供給力強化 2015年10月5日 8時 宇部興産の合成ゴムは、コバルト触媒で重合されるハイシスBRで、主な需要先は自動車用タイヤである。 4~6月期の国内の需要動向は、乗用車用タイヤ向けが好調、トラック・バス用タイヤはそれに比べるとやや落ちるが、、トータルでは比較的堅調だった。 海外は「中国の伸びの鈍化に足を引っ張られ、アジアは停滞……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】デンカ 輸出市場が堅調に推移 2015年10月5日 7時 デンカ㈱(旧電気化学工業㈱)の2016年3月期第1四半期連結決算によるエラストマー・機能樹脂部門の「クロロプレンゴム」(CR)は、「販売数量はほぼ前年並み」(安藤栄一郎エラストマー部長)だが、円安による輸出製品の手取り増加で増収となった。 同社は青海工場(10万t、新潟県糸魚川市)でアセチレン法に……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】三井化学 中国・上海工場が本稼働 2015年10月5日 7時 三井化学(淡輪敏社長、東京都港区)は昨年末より、中国石油化工股份有限公司(シノペック)との共同出資による年産7万5000tのEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)プラントを本格稼働、現在、国内の市原工場(同9万5000t)とともにフル生産・フル販売体制を継続している。 中国のEPDM……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】東ソー 高付加価値製品にシフト 2015年10月5日 7時 東ソー(東京都港区芝、宇田川憲一社長)のポリマー事業部・合成ゴムグループは、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」および、クロロスルホン化ポリエチレン「TOSO―CSM®」を手がけている。 主力のCRは足元、国内はユーザーによりばらつきがあるが、6月以降、自動車生産が持ち直しており、 ほぼ安定……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】電気化学工業 米市場で高いプレゼンス 2015年5月24日 9時 電気化学工業は昨年12月、三井物産と共同で米国に設立した「デンカパフォーマンスエラストマー」が、デュポン社からルイジアナ州にあるCR(クロロプレンゴム)製造・販売事業を譲り受ける契約を締結し、2015年度上半期の買収完了を目指している。 同社は青海工場(10万t、新潟県糸魚川市)でアセチレン法によ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】日本ゼオン S―SBRの能増続く 2015年4月18日 15時 日本ゼオンの14年度の合成ゴム事業は、徳山工場が定期検査により2ヵ月間停止した影響もあって、各品種ともほぼフル生産の状況が続いている。 低燃費タイヤ用のS―SBRの国内需要は、タイヤメーカーの稼働率がやや低下しているものの、出荷は堅調だった。 一方、13年9月に稼働を開始し、14年4月に本格生産を……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】ダイソー 「エピクロマー」輸出が伸長 2015年4月18日 15時 本年10月に創立100周年を迎えるのを機に社名を「株式会社 大阪ソーダ」へ変更するダイソー。 ダイソーは、耐熱性や耐油性、導電特性に優れ、自動車用のホースやOAロールなどに使用されるエピクロルヒドリンゴム(ECO)「エピクロマー」を生産。年1万1000t(水島工場)の生産能力を有し、世界シェアは6……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】東ソー CR差別化製品を開発中 2015年4月18日 15時 東ソー(東京都港区芝、宇田川憲一社長)のポリマー事業部・合成ゴムグループは、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」および、クロロスルホン化ポリエチレン「TOSO―CSM®」を手がけている。 14年度を振り返ると、主力のCRが、国内では消費増税後の反動も想定内に収まるなど、通年的には安定していた。……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】住友化学 S―SBRフル稼働へ 2015年4月18日 15時 住友化学の機能樹脂事業部合成ゴム部がシンガポールのジュロン島に建設した溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)製造プラントは、昨年5月に量産生産を開始。14年度は年産4万tに対して6~7割の稼働・販売数量となった。15年度中にはほぼフル生産・フル販売になる見込み。第2期プラントについて
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】三井化学 高耐熱性EPT開発へ 2015年4月11日 12時 三井化学(東京都港区、淡輪敏社長)の合成ゴム事業は、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を主体に展開。国内市原工場(年産9万5000t)と、昨年末から本格稼働したシノペックとの共同出資による上海中石化三井弾性体有限公司(SSME、同7万5000t)の2拠点体制で、グローバルに供給して……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】昭和電工 北米市場での需要が拡大 2015年4月11日 12時 昭和電工(株)(東京都港区、市川秀夫社長)の2014年12月期におけるクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の需給動向は為替円安、原料安の追い風により輸出が堅調推移、稼働率も上昇し、川崎事業所(年産2万3000t能力)はフル生産が続いた。 総出荷の8割を占める輸出は、アジア、欧州への輸出がほぼ……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】JSR S-SBR グローバルに拡大 2015年4月11日 12時 JSRの合成ゴム事業の需要動向は、15年3月期第1四半期(4~6月)は低水準で推移したものの、7月に入ると販売数量が増加し始め、第3四半期(10~12月)は、ほぼ前年並みとなった。 品目別では、タイヤ向けのBR・IR・ブチルゴムは第1四半期は低調だったが、その後はグローバルなタイヤ生産が牽引して、前……
ゴムタイムス社 【合成ゴム特集】旭化成ケミカルズ シンガポール 第2期は今年前半に稼働 2015年4月11日 10時 旭化成ケミカルズがシンガポールで進めている省燃費型高性能タイヤ用スチレンブタジエン(S―SBR)の第1期第2ステップ(5万t)の設備が完成、本年初頭から試運転を開始しており、今年前半にも立ち上がる。 これにより、同社のS―SBRの海外生産能力はシンガポールの第一系列(年産5万t)と合わせ