ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情16 タイ(下) タイのゴム産業 加藤進一 2017年4月28日 9時 前回は、タイの日系メーカーにおける現状をお伝えしました。今回はタイの原料面でみていくと、工業用ゴム部品によく使われるEPDM、NBRはタイでは現地生産されていません。すべて輸入品です。日本、韓国、米国からの輸入が多いようです。日本からタイに輸出されている合成ゴムは、そのほとんどがタイの日系ゴム会……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【9】~私の新入社員体験~ 右川清夫氏 2017年4月24日 5時 横浜工場に配属 久留米で行われた新入社員体験では、ブリヂストンで企業精神や社会に貢献することの大切さを、石橋正二郎氏にじかに教えていただきました。 ひと月の実習を終えて配属が決まり、戸塚の横浜工場計画課に勤務することになりました。会社の敷地内の独身寮で寝起きし、会社内の食堂で朝昼晩と給食……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情15 タイ(上) 日系企業の現状 加藤進一 2017年3月13日 9時 タイのゴム会社と言えば、ゴムタイムスの多くの読者は、タイにある日系自動車ゴム部品工場を思い浮かべるでしょう。 タイには現在80社、100拠点以上の日系のゴム部品工場、ゴム材料商社、合成ゴム会社、ゴム製品商社が進出しており、タイに駐在しているゴム関係の日本人は200名を越すと言われています。 また、……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】創業者山田猪三郎の軌跡【3】~気球製作所豊間清氏 2017年2月13日 8時 弊社創業者で私の曽祖父にあたる山田猪三郎は、1900年(明治33年)に発明した円筒型係留気球に続き、「山田式新型係留気球」の製作に成功しました。 「旅順攻略」 この新型係留気球は、1904年(明治37年)に勃発した日露戦争で活躍が期待されていました。その主な目的は、山に囲まれている旅順港に停泊してい……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【8】~私の新入社員体験~ 右川清夫氏 2017年2月6日 11時 ブリヂストンに入社 親友のヒマラヤ登山の資金集めで財界を回るうちに、ブリヂストンとのご縁ができ、昭和34年(1959年)、私の入社が決まりました。 新入社員として福岡県の久留米工場で実習があり、その時の思い出をしたためた随筆が手元に残っていたのでご紹介します。 「『クルメ、クルメ、クルメ、……
ゴムタイムス社 新年コラム ゴム技術フォーラム30年を振り返る 竹村泰彦氏 2017年1月23日 9時 ゴム技術フォーラムは昨年6月に創設30周年を迎えた。12月には「創設30周年記念月例会」が開催され、「ゴムの補強」をテーマにした二つの講演を基に活発な討論が繰り広げられた。この月例会は366回目に当り、奇しくも単純計算でこの30年と6か月の間、毎月1回月例会を開催してきた勘定になる。先輩諸氏の努力の賜物……
ゴムタイムス社 景況アンケート 2017年の景況見通し 2017年1月5日 9時 ―本紙調査― 景況「回復傾向」が過半に 企業収益・設備投資から判断 本紙は昨年12月時点で原材料メーカー、製造メーカー、ゴム製品卸商社を対象に、「2017年の景況見通しと業績予想」に関するアンケート調査を実施した。その結果、17年の景況見通しについては「変化はないがやや明るい兆しがみえ始める」が43%で最……
ゴムタイムス社 景況アンケート 2017年の業績予想 2017年1月5日 9時 ―本紙調査― 本紙は昨年12月時点で原材料メーカー、製造メーカー、ゴム製品卸商社を対象に、「2017年の景況見通しと業績予想」に関するアンケート調査を実施した。 ―業績予想― 16年度の業績に関する質問では、売上高が「増収」と答えた企業は28%、「減収」は30%、「横ばい」が42%となった。 経常利益について……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情14 インドネシアのゴム業界 2017年1月5日 9時 日系のタイヤ、ゴム会社の進出状況 インドネシアは人口2・5億人、自動車生産が年間100万台強という国です。人口が多く、自動車生産もこれだけあると、ゴム産業もかなり発達しているのではと思えますが、意外にローカルのゴム会社がありません。逆に言えば日系のタイヤ、ゴム会社が大きな工場をもっているのです……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】創業者山田猪三郎の軌跡【2】~気球製作所豊間清氏 2016年12月5日 7時 前回に続き、弊社創業者で私の曽祖父にあたる山田猪三郎の軌跡をたどりながら、気球の歴史をひも解いていきます。 「海から空へ」 曽祖父・山田猪三郎は1894年(明治27年)、高輪に建設した工場で救命浮輪の製作を開始。さらに、折りたたみ式の救命浮輪を発明していました。同じ頃、猪三郎は尊敬していた陸軍工兵……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【7】~私の新入社員体験~ 右川清夫氏 2016年11月28日 5時 私の新入社員体験 昭和30年、大学を退学した私は、一年間、自分なりのかたくなな正義感も手伝って、父の経営のやり方に反発しながら仕事に打ち込みました。ある時は資金繰りに困り、信州の母の実家を訪ねて、疎開のときに世話になった伯父に窮状を話し、援助をお願いしたことがあります。しかし、伯父にはきっぱ……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情13 ヨーロッパのゴム業界(後編) 2016年11月14日 9時 ヨーロッパのゴム業界(後編) 前回に続き、ヨーロッパのゴム業界事情についてご紹介したいと思います。 EUのゴム会社を訪問すると、本社や研究所は古いビルの中にあります。経営幹部はほとんど博士号取得者で、自社内で人材を育て、同業他社に人が移動しないのもEUの特徴です。 現在、ドイツを中心に「イン……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】創業者山田猪三郎の軌跡【1】~気球製作所豊間清氏 2016年10月22日 6時 今年3月、スペイン・マドリッドで開催された国際航空連盟(本部:スイス・ローザンヌ)の総会において、弊社の創業者であり、私の曾祖父である山田猪三郎(1863~1913)が、気球部門の殿堂入りをすることが決まりました。 これは、曾祖父が1910年(明治43年)に国産初の飛行船を製造し、初飛行に成功し……
ゴムタイムス社 【新社長プライベートアンケート】蒲田ゴム 亀田昌岐新社長 2016年10月3日 9時 〈亀田昌岐氏の略歴) 1981年6月1日生まれの35歳。2004年3月、立教大学経済学部経営学科卒業。同年4月、丹青社入社。2009年3月、蒲田ゴム入社、2013年6月、取締役就任。2016年6月8日より現職。 〈プライベートアンケート〉 ❶指名を受けて ❷家族の反応 ❸趣味 筋トレ ❹健康法 早……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情12 ヨーロッパのゴム業界(前編) 2016年9月12日 9時 ヨーロッパのゴム業界(前編) ヨーロッパ、EUには古くからゴム産業があります。合成ゴムを世界で最初に発明したのもドイツのBayer(IG)です。現EUには、タイヤではミシュラン(仏)、コンチネンタル(独)、ピレリー(伊ですが、中国が同社を買収しました)があります。 一方、工業用ゴム部品では、C……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【6】~二代目・右川洪輔の時代~ 右川… 2016年8月29日 6時 右川ゴムのまり作り 明治の終わりころには、隅田の墨堤の内側はとっくに電燈がついていたのに、わが右川ゴムの工場と右川家がある墨堤の外側は、まだランプの世界でした。 何でも提を越えて電燈線を引くには相当の費用がかかり、一部個人負担ということで、頑固な祖父・慶冶と電燈会社との折り合いがつかず、当分ラ……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【5】~二代目・右川洪輔の時代~ 右川… 2016年8月8日 6時 「人に歴史あり」「その人は、その人に合った出来事に遭遇する」 この言葉通り、私の経歴は、父、母、母の兄、小学校の恩師などの影響を受け、私の個性に合わせて、いろいろな出来事に遭遇してきました。個人に歴史を作る能力はなく、歴史が人を作るといわれる通り、私が歴史を作ったわけではないことをお断りしてお……
ゴムタイムス社 熱可塑性エラストマーの「架橋」技術について雑感 2016年8月1日 5時 スチレン系(TPS)、オレフィン系(TPO)エラストマーは、低価格の非架橋系から一部加硫ゴム代替領域に迫る高性能な架橋系まで様々なグレードが揃っています。 いずれも、ゴムとポリオレフィン系樹脂とオイルとの混合物(ポリマーアロイ)であることから極めて複雑なモルフォロジーを示します。 ゴム(オレフ……
ゴムタイムス社 【新社長プライベートアンケート】 入間川ゴム株式会社 清水佑樹新社長 2016年7月21日 13時 〈清水佑樹氏の略歴) 1987年10月20日生まれの28歳。2010年、筑波大学第三学群卒業。2012年、筑波大学大学院システム情報工学研究科修了後、JSRトレーデイング㈱入社。2013年、入間川ゴム社外取締役就任。2014年、同社入社後、取締役社長室長就任。2015年、専務取締役就任。2016年6月27日……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情11 ブラジルのゴム業界(後編) 2016年7月11日 10時 ブラジルのゴム業界(後編) 前回はブラジルのゴム業界の現況を、できるだけ詳しくご紹介しました。 加藤はブラジルの合成ゴム、カーボンブラック、プロセスオイル、ゴム薬品、粉末硫黄、ステアリン酸、ゴム加工機械とこれらの会社にすべて行き、工場見学をしています。実際、ブラジルに進出された日系のタイヤ、ゴ……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情10 ブラジルのゴム業界(前編) 2016年6月27日 9時 ブラジルのゴム業界(前編) 前回はメキシコのゴム業界の話をしましたが、中南米のゴム業界、タイヤ業界といえば、やはりブラジルのゴム業界でしょう。ブラジルには欧米系のタイヤ工場がたくさんあり、ブリヂストンも50年以上前から現地でタイヤ生産を開始し、3年前には住友ゴム工業もタイヤ生産を開始しました。 ……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【4】~二代目・右川洪輔の時代~ 右川… 2016年6月11日 7時 前回に続き、戦争中の様子とともに、二代目・洪輔時代の㈱右川ゴム製造所の歴史をたどります。 なお、右川ゴムは東京大空襲によって記録を全て失っているため、前回と同様、ご縁のある方々の著作等を引用しながら、戦争前後のゴム産業の様子をひも解いていきます。 ドイツを手本に 工業製品の発展に戦争が寄与し……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情9 加速する日系企業のメキシコ進出 2016年5月2日 9時 加速する日系企業のメキシコ進出 前回は「メキシコに米国からゴム産業自体が移動している」「安い人件費を武器に米国でゴム製品を作る代わりに、原料を米国から運んで、メキシコで成型して、それをメキシコにある米系、日系、EU系の自動車工場に納入し、その自動車のほとんどが米国に輸出される」との話をしました……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【3】~二代目・右川洪輔の時代~ 右川… 2016年4月16日 8時 今回から、㈱右川ゴム製造所の歴史は、二代目で私の父・右川洪輔の時代に入ります。 父・洪輔が入社 創業者の右川慶治は4男1女に恵まれました。長男・康夫は医者になり、次男・謙二と三男・鼎造が右川ゴムを継ぎましたが、四男は夭折。五男であった洪輔は、日本冷凍㈱に勤務していました。 当時、日本の企業が……
ゴムタイムス社 16年度ゴム企業の新卒採用状況 女性の採用数が増加 2016年4月4日 10時 本紙はゴム企業とゴム関連企業に対し、2016年4月の新卒採用状況に関するアンケート調査を実施した。回答のあった22社の新卒採用者数は1018人。回答企業数は1社増えたが、採用者数は昨年に比べ18人減少した。前回調査と回答企業が一部異なるため、単純には比較できないものの、1社増えたにも関わらず減少した……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情8 自動車産業の集積が加速するメキシコ 2016年3月11日 12時 自動車産業の集積が加速するメキシコ 最近、アメリカのゴム産業自体がメキシコに移動中という話をよく聞きます。 私は毎年1~2回メキシコに出張していますが、日系自動車ゴム部品メーカーが続々と進出してきています。現在、メキシコの自動車生産台数は2015年で年間340万台に達しました。これは世界で中国……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【2】~右川ゴム初代の時代~ 右川清夫氏 2016年2月8日 7時 前回に続き、創業者・右川慶治の講演録から黎明期のようすをひも解き、㈱右川ゴム製造所の歴史をたどります。 手さぐりのゴム作り ゴムの実用化を果たした慶治は、明治33年まで鐘ヶ淵紡績会社(鐘紡)で嘱託医を務めていましたが、医者の傍ら、朝晩にゴムの仕事をするのは大変だと、丹波から義弟の大石虎之……
ゴムタイムス社 2016年ゴム業界人年男アンケート 浩洋産業・平泉洋行 戸張傳二郎会長・社長 2016年1月22日 10時 新春特別企画 申年生まれに聞きました。 浩洋産業・平泉洋行 戸張傳二郎会長・社長◆生年月日=1944年9月17日◆座右の銘=
ゴムタイムス社 2016年ゴム業界人年男アンケート ブリヂストン化工品ジャパン 白坂富美夫社長 2016年1月22日 9時 新春特別企画 申年生まれに聞きました。 ブリヂストン化工品ジャパン 白坂富美夫社長◆生年月日=1956年7月2日◆2016年の抱負 □個人=
ゴムタイムス社 2016年ゴム業界人年男アンケート ナンシン 齋藤信房会長 2016年1月22日 8時 新春特別企画 申年生まれに聞きました。 ナンシン 齋藤信房会長◆生年月日=1944年3月17日◆座右の銘=
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情7 中国次第のゴム原料動向 加藤進一 2016年1月15日 15時 中国次第のゴム原料動向 今年も加藤事務所を宜しくお願いいたします。 今年のゴム原材料事情は、中国の動向次第です。 平成27年12月22日の日本経済新聞夕刊に掲載された商品欄「プロはこう読む 商品(天然ゴム)」に当社、加藤が写真入りでコメントしました。その中で、中国のタイヤ原材料の購入がいつ回復する……
ゴムタイムス社 キャボットジャパン株式会社 山梨展明氏 プライベートアンケート 2016年1月8日 11時 山梨展明氏キャボット社 日本事業統括取締役キャボットジャパン 取締役キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク 日本代表キャボット・ノリット・ジャパン 代表取締役社長 〈プライベートアンケート〉 ❶指名を受けて
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 創業から戦後まで【1】~右川ゴム初代の時代~ 右川清夫氏 2016年1月5日 7時 新年明けましておめでとうございます。このたび、「私とゴムの履歴書」として、㈱右川ゴム製造所の歴史に触れながら、私がゴム産業にかかわってきた記憶を辿っていくことになりました。 黎明期のことは、創業100周年記念史『あゆみ』(2009年発行)に収載した、創業者・右川慶治の講演記録に沿って話を……
ゴムタイムス社 新年コラム 柔軟な発想で課題解決 太智重光氏 2016年1月4日 12時 作用機構からの配合設計に活路が 昨年の日本経済はアベノミクスの影響で為替は120円台前半を推移し、輸出大国日本にとって有利な環境が構築維持されてきましたが、日本のお家芸とされた製造業に対する円安の恩恵は期待されたほどでもなく、タイヤを始めとするゴム産業関連も大きな伸びが観測されていないことも事……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】やさしいゴムの基本知識8 ゴム材料のこれから(下) 伊藤眞義 2015年12月14日 7時 ゴム材料のこれから(下) ゴムの基本的特性である非圧縮性と粘弾性を巧みに利用したゴム材料として、免震ゴム(積層ゴム支承)が活躍中です。免震ゴムは、主として加硫天然ゴムシートと金属板を交互に積層させただけの単純な構造体でありながら、地震による揺れの周期を長くすることができ、その結果、物体に働く力……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】やさしいゴムの基本知識7 ゴム材料のこれから(上) 伊藤眞義 2015年12月7日 7時 ゴム材料のこれから(上) ゴムは、ご存じのように他の素材には期待できない素晴らしい特性を持った素材であり、産業分野のみならず、医療など広い分野で活躍しています。 前回(10月)紹介したゴム製品が抱えている問題を解決しながら材料が進化すればさらに活躍の場が広がると思われます。今回と次回は、これら……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情6 イランのゴム産業について 加藤進一 2015年11月30日 10時 イランのゴム産業について イランのゴム会社を訪れて 11月にイランのタイヤ会社を訪問してきました。目的はベトナム製天然ゴムの売り込みですが、イランのゴム事情も分かってきました。イランは現在、米国の経済制裁を受けています。ドル、ユーロ、主要国際通貨での支払決済ができません。資金面で孤立させようとし……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】やさしいゴムの基本知識6 ゴム製品が抱えている問題 伊藤眞義 2015年10月9日 15時 ゴム製品が抱えている問題 ゴム製品が使われ始めて約200年、現在でも代替えがない重要な材料として、工業のみならず医療など広い分野で活躍しています。この間、製品が使用されている地球上では経済、産業、環境など、いろいろな分野で大きな変化がありました。ゴム製品もこの変化に対して製造工程を始め、使用後……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情5 米国のゴム業界の現状 加藤進一 2015年9月25日 17時 米国のゴム業界の現状 25年前にアメリカに3年間駐在していたころに比べると今のアメリカのゴム業界はかなり違ってきています。昔は大手ゴム会社もファミリービジネスの延長という面があり、経営者と話をしていると、よき時代のアメリカの話が多かったです。 当時合成ゴム、天然ゴムの消費は米国が一番で、材料相場……
ゴムタイムス社 景況アンケート 2015年夏季景気見通しと業績予想(業績予想) 2015年8月28日 14時 15年度の業績予想に関するアンケートでは「増収」企業が72%、「売上高横ばい」が28%、「減収」企業が0%となった。 増収と売上高横ばいを合わせた企業数は100%で、アンケートに回答した企業のすべてが先行きに明るさを感じていることが分かった。 前年度調査との比較では、増収企業が
ゴムタイムス社 景況アンケート 2015年夏季景気見通しと業績予想(景気動向) 2015年8月28日 14時 5月時点における景気動向については、前回同様「緩やかに回復」が40%でトップとなったが、前回に比べ4ポイント低下した。 「拡大基調となる」は0%、「変化はあまりないがやや明るい兆しがみえる」が31%、「変化なし」が17%、「緩やかに下降」は7%となった。 景気判断理由(複数回答)は「企業収益の動向を……
ゴムタイムス社 景況アンケート 2015年夏季景気見通しと業績予想 2015年8月28日 14時 本紙は5月時点で製造メーカー、原材料メーカー、ゴム製品卸商社に「2015年の景気見通しと業績予想」と題するアンケート調査を実施した。その結果、15年度の業績見通しについては、「増収」回答企業が72%、
ゴムタイムス社 夏季コラム やさしいタイヤ材料のはなし 2015年8月13日 8時 乗用車用タイヤのラベリング制度は、2010年1月にスタートしました。ラベリング制度は徐々に世の中に浸透し、2014年には、低燃費タイヤの普及率が60%を超えたとJATMA(日本自動車タイヤ協会)は発表しています。 ラベリング制度とは、タイヤの転がり抵抗性能と、これと二律背反の性能であるウエットグ……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】やさしいゴムの基本知識5 ゴム材料の物性評価 伊藤眞義 2015年7月31日 12時 ゴム材料の物性評価 ゴム材料は、外力により変形し外力を除くと元の形状に戻るという特性を持っていなければいけません。 この基本的な特性は、前回説明した「架橋」と密接な関係があります。架橋の程度が不十分な場合、変形を受けたゴム材料は、外力を除いた後でも元の形状に戻ることができず残留ひずみを示します……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情4 ポーランドのゴム企業 加藤進一 2015年7月10日 9時 ポーランドのゴム企業 最近はヨーロッパのゴム、タイヤ生産自体が、ドイツ、フランス、英国から、低賃金を求めて、ポーランド、ハンガリー、チェコに移ってきています。ちょうど日本から低価格帯のゴム製品生産、汎用グレードのタイヤ生産が、中国、タイ、インドネシア、ベトナムに移動してきたのと同じです。 EU……
ゴムタイムス社 昭和ゴム株式会社 小川和豊新社長プライベートアンケート 2015年7月7日 7時 〈小川和豊氏の略歴) 1971年2月3日生まれ。89年4月に同社入社。2010年2月昭和ゴム総務部長。11年6月ショーワコーポレーション・ショーワスポーツ(現・ルーセント)取締役。12年1月明日香食品取締役兼関宿工場長。13年10月明日香食品取締役 関宿工場長兼八尾工場長。14年6月昭和ゴム取締役。同年7月取……
ゴムタイムス社 王子ゴム化成株式会社 中村壽昭新社長プライベートアンケート 2015年6月7日 21時 〈中村壽昭新社長の略歴〉1958年1月18日生まれ、長崎県出身。82年3月山口大学文理学部理学科化学専攻修了、同年3月王子ゴム化成入社、2004年11月東京支店長(部長)、07年3月執行役員管理本部長、09年10月取締役製造本部長、13年3月取締役営業本部長、15年3月代表取締役社長。 〈プライベートアンケート〉 ……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】やさしいゴムの基本知識4 ゴム材料の中身 伊藤眞義 2015年6月5日 16時 ゴム材料の中身 原料ゴムのままではゴム材料としての形状や材料特有のゴム弾性を引き出すことができません。形状維持やゴム弾性を発現させるためには、原料ゴムを構成している高分子鎖同士をつなぐ架橋操作を行う必要があります。ゴム弾性の特徴は、比較的小さい応力(単位面積に作用する力)で大きなひずみが得られ……
ゴムタイムス社 朝日ラバー 渡邉陽一郎新社長プライベートアンケート 2015年5月27日 13時 〈渡邉陽一郎新社長の略歴〉1967年1月5日生まれ。1988年4月に同社入社、1997年5月にファインラバー研究所へ転籍、2000年10月に同社へ転籍、2004年6月にファインラバー研究所(現朝日FR研究所)取締役就任(現任)、2010年6月に取締役営業統括部長就任、2012年6月に朝日科技(上海)……
ゴムタイムス社 【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情3 拡張するインドのゴム産業 加藤進一 2015年5月25日 6時 拡張するインドのゴム産業 当社はインドにINDO-JAPAN POLYMERSという合弁会社を持っています。私がインドに行き始めたのが2005年ごろからで、そのころはChennai行の飛行機に乗ってもまず日本人に会いませんでした。それが今では日産自動車の工場ができたこともありますが、いつも20名以上の日本人が乗っています。や……