ゴムタイムス社 【トップインタビュー】クレイトンポリマージャパン 石井智憲取締役・統括ディレクター 2020年8月3日 6時 ■ トップインタビュー 技術イノベーション促進へ 顧客との対話を重視 クレイトンポリマージャパン 石井智憲取締役・統括ディレクター 米クレイトンコーポレーションの日本法人であるクレイトンポリマージャパンは、4月から日本の最高責任者として、石井智憲取締役・統括ディレクターが就任した。石井……
ゴムタイムス社 滑剤|プラスチック添加剤 2020年8月2日 7時 1.概要 滑剤はプラスチックの成形加工時に、プラスチックと成形加工機の金属面との摩擦を減少したり、樹脂間の摩擦を減少させ、流動性や離型性を改善し、加工性を改良させる。このような作用により、加工時の樹脂温度の上昇を抑制し、実質的に樹脂の分解を抑制して安定剤の補助的役割をしている。滑剤はその作用により外……
ゴムタイムス社 可塑剤|プラスチック添加剤 2020年8月2日 7時 1.概要 可塑剤は、ポリマー分子間に浸透してポリマーの分子間力を弱め、ポリマー分子鎖を動きやすくすることで粘度を低下させ成形加工性を改善したり、ポリマーのガラス転移点を低下し、ポリマーに柔軟性を与える。特に、ポリ塩化ビニルにおいては可塑剤の添加量により自由に柔軟性が制御され、多くの用途に適合させてい……
ゴムタイムス社 一般プラスチック用安定剤|プラスチック添加剤 2020年8月1日 7時 1.概要 ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)などのプラスチック用安定剤はほとんどの樹脂で共通のものが使用される。それらをプラスチックの劣化反応に対する抑制機能別に分類するとラジカル連鎖開始阻害剤、ラジカル捕捉剤、過酸化物分離剤に分けられる。 ……
ゴムタイムス社 塩ビ用安定剤|プラスチック添加剤 2020年8月1日 7時 1.概要 塩ビ(PVC)用安定剤は、多くの種類があるがそれぞれの安定剤の相乗効果が大きく、多くの場合用途に応じて適切な安定剤が数種組み合わせて使用され、軟質塩ビ用安定剤は安定剤メーカーによってワンパック化して販売されているものが多い。 2.塩ビ用安定剤の種類など ①熱安定剤とその説明 熱安定剤は塩ビの劣化の……
ゴムタイムス社 PA/PP系ポリマーアロイ|ポリマーアロイ 2020年7月31日 14時 【開発経緯概略】 PAとPPの組合せは、極性が大きく異なり、相溶性の欠如した代表的なポリマー系である。したがって、相溶化剤が重要な役割を果す。PAとPPのポリマーアロイの相溶化剤としては、一般に無水マレイン酸などで酸変性されたPPが用いられる。この系では、ポリアミドの末端基のアミノ基とPP中の酸が反応によりグ……
ゴムタイムス社 20年5月プラスチック原材料輸入 数量は8ヵ月連続減少 2020年7月31日 11時 日本プラスチック工業連盟がまとめた5月のプラスチック原材料輸入状況によると、数量は前年同月比15・5%減の23万5092トンで8カ月連続の減少となった。内訳は、熱硬化性樹脂が同26・5%減で1万1941
ゴムタイムス社 20年5月のプラスチック原材料生産・出荷 出荷金額は28・2%減少 2020年7月31日 11時 経済産業省がまとめた5月のプラスチック原材料生産・出荷は、生産が57万8342tで前年比11・5%減、出荷数量が43万4430tで同13・2%減、出荷金額が804億8010万7000円で同28・2%減となった。 生産の約3割を占める塩化ビニル(モノマー)は、生産が17万4671tで同6・4%減、出荷数量が1……
ゴムタイムス社 20年5月のプラスチック製品生産品目別消費内訳 フィルム・シートは48・4% 2020年7月30日 17時 経済産業省がまとめた5月のプラスチック製品生産品目別消費量を見ると、再生品プラスチック材料を除いた消費合計は38万3479tとなった。 内訳を見ると、消費量が最も大きいフィルム・シート用が18万5786tで全体の
ゴムタイムス社 20年6月の酢ビ・ポバール需給 酢ビは2万8661t 2020年7月30日 13時 酢ビ・ポバール工業会のまとめによると、6月の酢酸ビニルモノマーの出荷は2万8661tで前年同月比46%減となった。用途別に見ると、ポバール用が1万5344tで同55%減、一般用1万462tで同13%減となった。 ポバールの出荷は1万2148tで同26%減。
ゴムタイムス社 20年6月のPPフィルム出荷 OPP、CPPともに増加 2020年7月30日 13時 日本ポリプロピレンフィルム工業会のまとめによると、6月の延伸ポリプロピレン(OPP)の総出荷は1万8403tで前年同月比3・4%増となり前月の減少から増加に転じた。 国内出荷は1万8147tで同4・1%増となり前月の減少から増加に転じた。内訳は、食品用が1万4667tで同7・7%増、繊維・雑貨……
ゴムタイムス社 20年5月のエチレン換算輸出入 輸出・輸入ともに減少 2020年7月30日 13時 経済産業省がまとめた5月のエチレン換算輸出入実績によると、輸出は18万3700tで前年比8・8%減で4ヵ月連続で減少した。 輸入は
ゴムタイムス社 5月の日本銀行物価指数 プラ原材料が0・9ポイント下落 2020年7月29日 13時 日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の5月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で96・1と前月から0・9ポイント下落した。 内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアミド樹脂など7品目が変動なく、
ゴムタイムス社 20年5月プラスチック原材料輸出 数量・金額ともに減少 2020年7月29日 13時 日本プラスチック工業連盟がまとめた5月のプラスチック原材料輸出状況によると、数量は前年同月比4・8%減の29万5355トンで4ヵ月連続の減少となった。 内訳は、熱硬化性樹脂が2万5269トン、熱可塑性樹脂が25万9300トンで、どちらも前年同月比を下回った。 主要品目では、プロピレン重合体と塩化ビ……
ゴムタイムス社 プラくずの1~3月 輸出12%減で18万・6t 2020年7月29日 12時 財務省貿易統計によると、プラスチックくず(廃プラスチック)の1~3月輸出は前年同期比12%減の18万6818トンだった。対象7品目の全てにおいて減少している。内訳は、エチレン重合体が23・4%減の3万2211トン、スチレン重合体が9・4%増の3万1286トン、
ゴムタイムス社 プラ工連が再生材利用促進へ 事業者にインセンティブを検討 2020年7月29日 11時 日本プラスチック工業連盟(岩田圭一会長、以下プラ工連)は7月に定例会を開き、国内の再生材利用推進に向けての取り組みを説明した。 プラ工連が各種統計などをもとに推計した再生材国内利用量の推移によると、18年度は17年年度比4割増、19年は18年度比2~4増と増加傾向だったが、20年度は19年度から4割減にな……
ゴムタイムス社 20年6月のPS生産出荷状況 出荷は5万226tで18%減 2020年7月28日 18時 日本スチレン工業会のまとめによると、2020年6月のポリスチレン(PS)生産は5万1714tで前年同月比6%減、出荷(国内出荷と輸出合計)は5万226tで前年同月比18%減となった。 うち、国内出荷は4万4221tで同24%減となった。 用途別では、包装用は1万9927tで同19%減。 雑貨・産業……
ゴムタイムス社 20年6月の主要石油化学製品生産 4品目増加、13品目減少 2020年7月28日 17時 石油化学工業会がまとめた6月の主要石油化学製品の生産実績によると、アセトアルデヒド、スチレンモノマー(SM)、高密度ポリエチレン(HDPE)など4品目が前年と比べ増加した。 一方、ポリプロピレン(PP)、SBR(ソリッド)、MMAモノマー
ゴムタイムス社 20年5月のプラスチック製品生産・出荷 出荷は41万3563t 2020年7月28日 17時 経済産業省がまとめた5月のプラスチック製品生産・出荷は、生産が40万4742tで前年比13・1%減、出荷数量が41万3563tで同13・0%減、出荷金額が2790億6768万2000円で同18・2%減となった。 生産の約4割を占めるフィルムとシートの合計は、生産が18万8653tで同5・1%減、出荷数量が1……
ゴムタイムス社 20年5月のプラスチック・ゴム金型生産 生産はプラ・ゴムともに減少 2020年7月28日 13時 日本金型工業会のまとめによると、5月のプラスチック金型の生産は2091組で前年同月比6・0%減で8ヵ月連続で減少し、金額は100億6800万円で同10・7%減で2ヵ月連続で減少した。 ゴム金型の生産は841組で
ゴムタイムス社 20年6月のABS樹脂総出荷 総出荷は14ヵ月連続の減少 2020年7月28日 13時 日本ABS樹脂工業会がまとめた6月のABS樹脂の総出荷は、1万7810tで前年同月比39%減で14ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万1683tで同40%減。内訳は、耐候用が2553tで同41%減、車両用が3893tで同54%減、電気器具が1538tで同36%減、一般機器が1326tで同34%減、建材住宅……
ゴムタイムス社 20年5月のABS樹脂総出荷 総出荷は13ヵ月連続の減少 2020年7月28日 13時 日本ABS樹脂工業会がまとめた5月のABS樹脂の総出荷は、1万5773tで前年同月比43%減で13ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万640tで同44%減。内訳は、耐候用が2363tで同41%減、車両用が3760tで同55%減、電気器具が1561tで同38%減、一般機器が1189tで同34%減、建材住宅部……
ゴムタイムス社 20年6月の可塑剤出荷 フタル酸系は18・6%減少 2020年7月27日 18時 可塑剤工業会がまとめた6月のフタル酸系可塑剤の出荷は、1万4098tで前年同月比18・6%減となった。内需が1万3567tで同20・3%減、輸出が531tで同73・5%増となった。 項目別に見るとフタル酸ジオクチル(DOP)が
ゴムタイムス社 20年5月のプラスチック加工機械生産 生産・金額とも2桁の減少 2020年7月27日 17時 経済産業省がまとめた5月のプラスチック加工機械生産実績は、総数量が747台で前年比38・3%減、総金額が126億600万円で同22・1%減となった。 プラスチック加工機械の約9割を占める射出成形機(手動式を除く)は、
ゴムタイムス社 20年5月のカセイソーダ出荷 総出荷は1・8%の減少 2020年7月27日 15時 日本ソーダ工業会がまとめた5月のカセイソーダ生産・出荷実績によると、総出荷は26万9412tで前年同月比1・8%減となり、前月の増加から減少に転じた。 国内需要は22万1154tで同14・2%減で13ヵ月連続で減少。内訳を見ると、自家消費が7万1675tで同7・5%減、販売が
ゴムタイムス社 三井化学、4年連続で選定 ESG投資指数の構成銘柄に 2020年7月27日 11時 三井化学は7月21日、世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用(GPIF)が採用するESG投資指数である「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESG セレクト・リーダーズ指数」および「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」の構成銘柄に継続選定されたと発表した……
ゴムタイムス社 近赤外光でプラ劣化を診断 産総研が新技術を開発 2020年7月27日 11時 産業技術総合研究所(以下「産総研」)は7月20日、機能化学研究部門化学材料評価グループの新澤英之主任研究員、水門潤治研究グループ長、古賀舞都研究員、高分子化学グループの萩原英昭研究グループ長、渡邉亮太主任研究員、山根祥吾主任研究員が、近赤外光でプラスチック(ポリプロピレン)の劣化を診断する技術を開……
ゴムタイムス社 エーザイ人事 (7月20日付) 2020年7月23日 10時 ◇エーザイ 〈人事異動〉 (7月20日付) ■グローバル本社 ▽秘書室長〈執行役員〉(〈出向〉エーザイ・インクバイスプレジデントチーフプランニング&ストラテジーオフィサー〈執行役員〉)小阪光生 ▽〈出向〉エーザイ・インクバイスプレジデントコーポレートプランニング〈理事職〉(秘書室長〈理事職〉)吉田恭崇
ゴムタイムス社 三井化学が1000万円寄付 令和2年7月豪雨被災地に 2020年7月22日 12時 三井化学は7月20日、「令和2年7月豪雨」被災者及び被災地の支援のため、日本赤十字社を通じて1000万円を寄付すると発表した。 また、同社は、従業員の給与や賞与から本人希望の金額を控除して社会的な活動をしている団体への寄付基金を積み立てる「ちびっとワンコイン」からも、中央共同募金会のボランティア……
ゴムタイムス社 三洋化成子会社が実証試験 全樹脂電池搭載の無人潜水機 2020年7月22日 12時 三洋化成工業は7月20日、関係会社のAPBが、次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」を、川崎重工の開発する自律型無人潜水機(Autonomous Underwater Vehicle「AUV」)に搭載し、本実証試験を開始したと発表した。 AUVは潜水船関連技術を応用し、海中設備の保守・点検を行……
ゴムタイムス社 20年6月の発泡スチレンシート出荷 合計は9840t 2020年7月21日 17時 発泡スチレンシート工業会のまとめによると、6月の発泡スチレンシートペーパー(PSP)の総出荷量は9840tで前年同月比15・5%増で4ヵ月連続で増加した。 出荷の内訳は、生鮮食品包装用トレーをはじめとしたトレー反が4800tで同22・4%増で4ヵ月連続で増加し、弁当容器などの一般反は2240tで同1……
ゴムタイムス社 20年4月のABS樹脂総出荷 総出荷は12ヵ月連続の減少 2020年7月21日 16時 日本ABS樹脂工業会がまとめた4月のABS樹脂の総出荷は、2万3413tで前年同月比22%減で12ヵ月連続の減少となった。 国内用が1万6865tで同18%減。内訳は、耐候用が3691tで同24%減、車両用が6431tで同28%減、電気器具が2404tで同8%減、一般機器が1826tで同5%減、建材住宅……
ゴムタイムス社 20年4月のプラスチック・ゴム加工機械輸出入 総輸出金額は93億円 2020年7月21日 15時 日本プラスチック機械工業会がまとめた4月のプラスチック・ゴム加工機械輸出入実績によると、輸出台数の合計は815台、輸出金額の合計は93億1161万7000円だった。その内、最も金額が大きい射出成形機は75億5534万2000円で輸出金額全体の約8割を占めた。 一方、輸入台数の合計は164台、輸入金……
ゴムタイムス社 20年5月のSM生産出荷状況 国内出荷は前年同月比9%減 2020年7月21日 14時 日本スチレン工業会のまとめによると、スチレンモノマー(SM)の2020年5月の生産は17万1321tで前年同月9%増、出荷合計は16万410tで同2%増となった。 このうち、国内出荷は10万2256tで同9%減となった。 用途別では、主力のPS向け(GP/HI)は5万5080tで同15%増となった。A……
ゴムタイムス社 20年5月の酢ビ・ポバール需給 酢ビは4万477t 2020年7月21日 14時 酢ビ・ポバール工業会のまとめによると、5月の酢酸ビニルモノマーの出荷は4万477tで前年同月比22%減となった。用途別に見ると、ポバール用が2万8365tで同22%減、一般用7242tで同15%減となった。 ポバールの出荷は1万1558tで同30%減。
ゴムタイムス社 20年5月のPOフィルム出荷状況 合計は13・1%の減少 2020年7月21日 14時 日本ポリオレフィンフィルム工業組合のまとめによると、5月のポリオレフィン系インフレーションフィルム(POF)は3万2971tで前年同月比13・1%減少となり5ヵ月連続で減少した。 低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムは、2万2401tで同10・8%減となり前月の増加から減少に転じた。 高密度ポリ……
ゴムタイムス社 ポリメチルペンテン(PMP)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月19日 7時 【開発経緯概略】ポリメチルペンテンは、4-メチルペンテン-1をチーグラー触媒で重合したものであり、立体規則性の優れた結晶性ポリマーである。イギリスのICIが開発し、全事業を三井石油化学(現在の三井化学)に売却したので、現在同社が世界唯一の製造販売会社である。この樹脂は、嵩高い側鎖を持つため結晶部と非晶部……
ゴムタイムス社 ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月18日 7時 【開発経緯概略】ケトン系樹脂は、カルボニル基とエーテル基が連結した芳香族系ポリマーである。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、イギリスのICI社で1980年代に開発された。PEEKは、ジハロゲノベンゾフェノンとハイドロキノンとの重縮合系のポリマーである。 【性質、加工、その特徴】① ガラス転移温度143℃、融点33……
ゴムタイムス社 ポリフェニレンサルファイド(PPS)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月17日 7時 【開発経緯概略】パラジクロルベンゼンと硫化アルカリを高温・高圧下で反応させて得られる耐熱性の非常に優れた結晶性スーパーエンプラである。PPSの商業生産を開始した会社はアメリカのフィリップス石油社で、1973年である。重合方法により、架橋タイプ、半架橋タイプ、直鎖タイプに分けられる。 【性質、加工、その特徴……
ゴムタイムス社 フッ素樹脂(FR)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月16日 7時 【開発経緯概略】分子内にフッ素を含む樹脂で、上市されている主なものは8種類である。世界で最初にフッ素樹脂を市販したのはアメリカのデュポン社で1947年のことである。フッ素樹脂は、炭素骨格とフッ素と微量の酸素からなるパーフルオロ樹脂とフッ素と水素または塩素からなる部分フッ素樹脂に分けられる。共通した特徴……
ゴムタイムス社 変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月15日 7時 【開発経緯概略】変性ポリフェニレンエーテルは、主に耐熱性、力学的性質、電気的性質の優れた非晶性のPPEに成形性が良好なスチレン系樹脂などをブレンドして製造される。変性PPEは1960年代にアメリカのGE社で発明された。PPEとPSは、任意の比率で完全相溶するため、ブレンド比により耐熱性の幅広いグレードが生産可能で……
ゴムタイムス社 ポリブチレンテレフタレート(PBT)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月15日 7時 【開発経緯概略】ポリブチレンテレフタレート(PBT)はジメチルテレフタレートまたはテレフタル酸と1,4-ブチレングリコールとの重縮合により得られる熱可塑性の飽和ポリエステルである。PBTは、1970年代初頭にアメリカのセラニーズ社が工業化し、主に強化グレードで市場開発が進んできた汎用エンプラである。汎用エンプラ……
ゴムタイムス社 ポリアセタール(POM:ポリオキシメチレン)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月14日 7時 【開発経緯概略】ポリアセタールには、ホルムアルデヒドのみで主鎖が構成されているホモポリマーと少量のコモノマーを共重合したコポリマーがある。POMは1960年代前半にホモポリマーがアメリカのデュポン社、コポリマーをセラニーズ社が上市した。 【性質、加工、その特徴】① 結晶化度が75~85%と高い結晶性プラスチック……
ゴムタイムス社 ポリアミド(PA:ナイロン)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月13日 7時 【開発経緯概略】ポリアミド(PA)は別名ナイロンともいわれ、アミド結合(CONH)の繰返し単位が主鎖を構成する結晶性の線状高分子である。PAはその原料から次の2種類に分類される。・PAn(ナイロンn、nナイロン)・PAnm(ナイロンnm、nmナイロン)世界で初めて開発されたナイロン66は、1930年代にアメリカのデュポン社で……
ゴムタイムス社 ポリカーボネート(PC)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月12日 7時 【開発経緯概略】ポリカーボネート(PC)は、一般に二価のヒドロキシ化合物と炭酸との縮合によってつくられたポリエステルの一種である。PCは、1950年代後半にドイツのバイヤー社が発明した。工業的に生産されているものは、ビスフェノールAタイプの非晶性の芳香族ポリカーボネートである。 【性質、加工、その特徴】① プ……
ゴムタイムス社 ポリメタクリル酸メチル(アクリル樹脂、PMMA)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月11日 7時 【開発経緯概略】メタクリル酸エステルのポリマーの総称がアクリル樹脂であるが、一般的にはメタクリル酸メチルを主成分とする非晶性プラスチックを示す。アクリル樹脂は、1930年代イギリスのICI社で発明された。可視部波長全般にわたって光の透過率が均一であるため、透明性の点では、プラスチックの中でももっとも優れ……
ゴムタイムス社 アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月10日 7時 【開発経緯概略】アクリロニトリル(AN)とブタジェン(BD)、スチレン(ST)の3種類のモノマーの頭文字を取ってABS樹脂と呼ばれるが、実際には主としてブタジエン系のゴム(PBD、SBR、NBR)の存在下スチレン、アクリロニトリルをグラフト共重合して製造される。その他にAS樹脂とNBRをブレンドする方法なども行われている……