東洋ゴム工業は11月17日、大阪市内で会見を開き、独自のゴム材料開発基盤技術「ナノバランステクノロジー」をさらに進化させ実用化した新配合ゴムを採用する、新タイヤ「プロクセス・スポーツ」を開発したと発表した。
ナノバランステクノロジーは、求められる高度なタイヤ性能を導き出すために、ゴム材料を分子レベルで観察、予測、機能創造、精密制御することによって、理想的なゴム材料を高精度に開発する技術。
同社はこの技術を2011年に確立して以降、低燃費タイヤブランド「ナノエナジー」シリーズを上市したほか、他の乗用車用タイヤ、大型輸送車両用タイヤなど同社のタイヤ製品に活用している。
同社は技術確立から5年の間に、分析・解析・素材設計・加工という4つの各体系における技術革新を進めてきた。特に今回は「ナノ解析」および「ナノ分析」を進化させた