住友理工は11月18日、東京支社で前田裕久常務執行役員が16年3月期第2四半期連結決算の説明を行った。
国際会計基準(IFRS)を適用する同社の2017年3月期第2四半期連結決算は、売上高が2010億4700万円で前年同期比3・4%減、営業利益は50億7500万円で同4・1%増、税引前四半期利益は49億800万円で同8・2%増、四半期利益は、31億3400万円で同57・3%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は21億6900万円で104・2%増となった。
売上高については、北米、中国、アジア地域の売上が堅調だったものの、円高に伴う為替換算の影響で減収となった。
営業利益は、グローバル拠点の売上増よる増収効果に加え、近年設立した子会社が収益の改善に寄与した。そのほか、自動車用防振ゴムの製造・販売のアンビス社がフランスの製造拠点をルーマニアに生産移管したことにより増益効果もあった。また、中国は、インフラ事情の落ち込みに対して、高圧ホースの営業拠点を含めて3拠点の1拠点に集約。中国国内では、今年のお盆すぎから公共投資が増加したことで、インフラ需要が回復基調になったことも業績に貢献した。
セグメント別では、自動車用品は