住友理工は11月18日、中国・上海市の展示会場「新国際博覧中心」で11月22日から開催される「バウマ・チャイナ2016(第8回国際建設機械・建設資材製造機械・建設車輌・関連機器専門見本市)」に、同社と、同社グループの中国子会社である住理工化工産品(上海)有限公司および東海橡塑(合肥)有限公司の計3社共同で出展、各種建設機械用の高圧ホースを出品すると発表した。
同社は、産業用ホース事業で日本・中国・インドでの拠点間連携を図り、品質とコスト競争力の強化を加速させるとともに、グローバルマーケットにおける拡販活動を積極的に進めている。
中国においては、産業用ホース販売会社の住理工化工産品(上海)有限公司が、10月に中国国内の販売代理店会「共翔会」を発足させるなど、事業の拡大を推進しており、今回のブース出展でも、今後需要回復が見込まれる中国市場におけるローカルメーカーを中心とした海外建機メーカーへの販路拡大を目指している。
今回の見どころは、海外補用市場向けの高圧ホースブランド「アドバンスター」の新シリーズとなるスリムタイプの製品ライン「EXSシリーズ」。コンパクト配管を求める中国市場のニーズに合わせて開発された新製品で、従来の製品に比べ柔軟性が高く、取り回しが良いのが特長。同社が長年培ってきたゴム・金属技術を駆使し、高圧ホースに求められる高い耐久性・耐候性・耐圧性と柔軟性を両立させており、さらにDIN規格にも適合している信頼性の高い製品だ。
またブース内で、同シリーズのホースと金具をアセンブリー(組み立て)するプレス加工を実際に見られるデモンストレーションを実施する。