コンチネンタルタイヤは11月28日、幅広いサイズが揃った新製品「プレミアムコンタクト6」を来年1月初旬から各国で順次販売開始すると発表した。
新車装着(OE)用タイヤとして自動車メーカーから約400の承認を得、補修用タイヤとしてもマーケットで大ヒットした前モデルの「コンチプレミアムコンタクト5」と「コンチスポーツコンタクト5」は今後、徐々にプレミアムコンタクト6に切り替わっていく予定。
同社がプレミアムコンタクト6で目指したのは、乗り心地、正確なステアリングレスポンス、最高の安全性、優れた環境特性に関して高まり続ける要求を、1つの製品で満たすこと。この目標を達成するため、タイヤ開発エンジニアは、新しいコンパウンド、高性能タイヤのスポーツコンタクト6から採用した画期的なトレッドパターン、快適な乗り心地を実現する柔軟なタイヤ形状を新たに考案した。
それらの技術を融合した結果、ハンドル操作性のパフォーマンス、転がり抵抗、耐久性、快適性が、前モデルと比較して最大15%改善されたタイヤが完成した。
発売開始時は約70サイズから販売を開始。16~21インチのリム径に対応するので、自動車ドライバーの多くの需要に応えることができる。また、タイヤ幅は195~275mmで、偏平率も市場の幅広い需要に応えられる40~65%を用意し、最高認証速度は300km/hに及ぶ。
ターゲットは「安全性と最高のハンドル操作性、優れた乗り心地を重視する、ミドルレンジモデル以上の乗用車およびSUV/4X4用タイヤ」と定義する市場セグメント。これらのタイヤ特性は、個々のモビリティのすべての技術的・社会的要求を満たすため、自動車メーカーとドライバーの両方から期待がますます高まっている。
世界の自動車メーカーで、すでに約70種類のプロトタイプタイヤが新車装着用タイヤとして認証試験を受けている。コンチネンタルタイヤのカタリーナ・シルバEMEA地域製品マネージャーは「新製品では、乗り心地のよいセダン用タイヤと、スポーツカー用タイヤの長所を融合することに全力を注いだ。そのために、145年のタイヤ開発で培ってきた幅広い経験と、オートモーティブグループが持つドライバー支援システムの総合的知識を組み合わせ、顧客の高い要求を満たすタイヤを作り上げた」と述べている。