「収益の確保」「生産工場の安定と維持」を経営課題とし、海外に販売拠点を早急に整備し、海外展開を加速させる弘進ゴム。西井英正社長に「ビジネスモデルの転換期」と位置付ける今年度の事業方針を聞いた。
◆16年を振り返って。
前期(16年5月期)の売上高は127億4000万円、前年比103.1%で、増収増益を確保できた。分野別の内訳は、シューズウエアの売上高が77億200万円で同101・3%、化工品売上高が50億3800万円、同105・8%。このうち工業用が36億2000万円で同105.5%、産業資材が14億1800万円で同106・6%となった。一方、生産部門では亘理工場の生産高が前年比106.5%、北陸工場では同111.8%と大きく伸びた。
シューズでは国内生産のインジェクションブーツと厨房用シューズに特に注力し、ノンスリップ性を中心に機能性を追求したことが奏功した。
自動車用工業部品では、
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