2016年下半期には、次のとおり原材料の価格改定が行われた。各メーカーの値上げアナウンスは別表の通り。
東海カーボンは8月1日納入分より、カーボンブラック全品種(国内取引対象)を、6・5円/kg値上げすると発表した。また、同社は年内2度目の価格改定として、11月1日納入分よりカーボンブラック全品種(国内取引対象)を3・0円/kg値上げすると発表した。
カーボンブラックの原料油価格は、年初を底値に徐々に上昇している。これら原料油価格上昇による大幅なコスト増は、自助努力によるコスト削減だけでは吸収することが困難となっていることから、同社では今後の安定供給継続のためにも価格改定を行ったとした。
デンカは10月1日より、CR(デンカクロロプレン)の海外製品価格を値上げすると発表した。値上げ幅は450USドル/t、または400ユーロ/t。
同社は、今回の価格調整について、クロロプレンゴムの安定供給