「エコプロ2016~環境とエネルギーの未来展」が12月8~10日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。1999年に「エコプロダクツ展」としてスタートした同展は、展示会の変容や時代のニーズに即するため「地球温暖化対策と環境配慮」「クリーンエネルギーとスマート社会」を2大テーマに、今回から展示会名を改称することになった。主なゴム関連企業の展示を紹介する。
◆ブリヂストン
12回目の出展となる今回のテーマは、同社グループが「環境宣言」に掲げている「未来のすべての子どもたちが『安心』して暮らしていくために…」。
ブースでは、同社グループが「事業と環境の両立」に向け「自然と共生する」「資源を大切に使う」「CO2を減らす」の3つの領域で取り組んでいる活動を紹介した。
「自然と共生する」取り組みでは、パラゴムノキの簡易病害診断技術、天然ゴム資源の多様化などの自然と共生するための環境活動を展示。「資源を大切に使う」取り組みではランフラットタイヤ、エアフリーコンセプトなどの環境技術イノベーションを紹介した。
また「CO2を減らす」取り組みでは、今回が初出展となる独自のITシステムを活用した運送ソリューション、水素ステーションなどで使用される高耐圧性の水素充填用ホースなど、クリーンエネルギーと低炭素社会に貢献する製品・サービスを紹介していた。
◆日本ゼオン
初出展の今回は、オープンイノベーションプロジェクトとして「プロジェクト・ルネス」を発表した。
このプロジェクトは「未来の環境・エネルギーのあり方」の創造を目指し、同社が「ソーラー・カード」と呼ぶ、