【新春トップインタビュー】ゲイツ・ユニッタ・アジア 宮本修二副社長

2017年01月03日

ゴムタイムス社

 インドを含むアジア地域で自動車や一般産業用のタイミングベルトやテンショナー等を生産・販売しているニッタグループの「ゲイツ・ユニッタ・アジア」。宮本修二副社長に2016年の総括と共に今後の抱負などを聞いた。

16年度を振り返って。

 16年度(1~12月期)の売上は連結で前年度比で微増となり好調だった。利益についても前期比で増収増益の見込み。日本市場は一般産業用部品の需要が伸びたほか、自動車用のタイミングベルトの動きがよかった。

 韓国はほぼ横ばいで、利益は前年度を若干下回る。テンショナの需要が増えた一方でタイミングベルトが減り、顧客の景気動向も今ひとつの印象。中国は、自動車関連がOEMを中心に非常に好調だ。為替の影響で予算よりやや下がってしまうが、それでも現地通貨ベースでは利益・売上ともに確保している。タイは、タイミングベルトの需要が伸びず前年より売上が落ち込んだが、利益は増えている。インドも自動車関連をはじめとして順調に伸びており、予算を大きく上回った。

分野別の動向は。

 自動車関連では、日本国内で開発を進めていた油中タイミングベルトの

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