神島化学工業の2017年4月期第2四半期決算は、売上高が109億6400万円で前年同期比1・9%増、営業利益は7億100万円で同90・3%増、経常利益は6億6100万円で同95・3%増、四半期純利益は5億3300万円で同58・7%増となった。
売上高については建材事業が堅調に推移したことで増収、営業利益は輸入燃料価格の下落に加え、有形固定資産の償却方法を定率法から定額法に変更したことなどによる減価償却費の減少により、大幅増となった。
建材事業は、住宅分野では軒天井ボードの高級化製品の拡販、非住宅分野では耐火パネルの需要が増加したことなどが寄与し、売上高は79億700万円で同4・4%増となった。セグメント利益も増収に加え、輸入燃料価格の下落や有形固定資産の償却方法の変更などによる減価償却費の減少から、3億9600万円で同4億9200万円の増益となった。
化成品事業に関しては、円高による為替の影響や新規設備稼働のための一時的な稼働率の低下により、売上がやや伸び悩み、売上高は30億5700万円で同4・2%減。セグメント利益は6億100万円で同15・1%減となった。
通期の業績予想については当初予想を上方修正し、売上高が224億5000万円で前期比2・9%増(当初予想比0・4%増)、営業利益は14億円で同77・0%増(同9・4%増)、経常利益は13億2000万円で同85・9%増(同10・0%増)、当期純利益は9億8000万円で同57・1%増(同14・0%増)を見込んでいる。