謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、4月の熊本地震をはじめ、鳥取、福島沖の地震、阿蘇山の噴火や相次ぐ台風の上陸など、自然の脅威を改めて意識させられた年となりました。
一方世界情勢も、中国や新興国経済の成長鈍化、英国国民投票でのEU離脱決議や米国大統領選挙でのトランプ氏当選など、先行きは極めて不透明となっています。原材料も、原油価格やナフサ価格が引き続き下落傾向を示したものの、資源国経済の停滞によるマイナスの影響もみられました。
この結果国内のゴム製品製造は、年初は5年ぶりに増加に転ずると予想していましたが、一部の製品を除くとマイナスとなり、6年連続の前年実績割れが予想されるなど、厳しい状況が続いています。
そのような中、11年ぶりに日本でIRC(国際ゴム技術会議)が開催されましたが、アジアを中心として世界中から多数の関係者の参加があり、日本のゴム産業