年頭所感 ランクセス 辻英男社長

2017年01月16日

ゴムタイムス社

 年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 2016年を振り返りますと、ランクセス株式会社にとって、まさに前進の年であったといえます。2014年よりランクセスグループ全体で取り組んでまいりました事業再構築プログラムが予定よりも迅速に実施され、経営の効率化とコスト削減、製造部門と事業ポートフォリオの競争力強化が成功裏に行われたことで、成長戦略へと舵を切りました。4月にはサウジアラム社との合弁会社「ARLANXEO(アランセオ)」がグローバルで設立され、日本市場においても「ARLANXEO」ブランドによる合成ゴムの提供を開始しました。また、9月のケマーズ社の衛生・消毒用特殊製品事業の統合により、物質保護剤、保存剤、そして消毒剤の分野でも、さらに幅広い製品を通して、様々な産業分野の顧客ニーズに応じた製品ソリューションの提供が可能となりました。

 ドイツ本社においては、新しい事業方針として、収益性と強固な財務体制、健全な成長、そして中規模市場への注力を掲げ、合成ゴム事業を除く事業部門を対象とした新「ランクセス」の成長戦略が進められました。9月のケマーズ社衛生・消毒用特殊製品事業の統合に加え、9月末には

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