横浜ゴムの英国タイヤ販売会社である「ヨコハマH・P・T(YHPT)」が、タイヤの安全啓発活動を通じてドライバーに空気圧点検や摩耗の確認などの実施を促す同国のNPOタイヤ安全協会から「タイヤ・セーフティ・アソシエーション・アワード」を7月に受賞したと発表した。
昨年、同協会がタイヤ安全月間と定める10月に、イングランド・プレミアリーグ「チェルシーFC」とタイアップして行ったタイヤ安全キャンペーンが評価されたもの。
チェルシーFCが本拠地スタンフォード・ブリッジで行ったリーグ戦3試合の来場者合計16万5000人以上に向けて、チェルシーレディースの選手がタイヤの安全点検の重要性を訴えるビデオをメインスクリーンで放映した。
タイヤ安全協会は2006年に設立され、ビデオやチラシ、テレビやインターネット広告などを通じてドライバーにタイヤの適正な使用を呼びかけており、大手自動車メーカーやタイヤメーカー、メディア関係者が活動に協力している。
また、警察や消防などと連携して、スーパーマーケットなど自動車が多く集まる場所でタイヤの空気圧点検のイベントも開催している。なお、英国ではタイヤトラブルに関連した死亡事故が、10年間で31%減少しているという。