独ランクセスとサウジアラビア国営石油会社「サウジアラムコ」による合成ゴムの合弁会社「アランセオ」は12月16日、中国の常州に最先端のゴム技術センター(RTC)を開設したと発表した。
最先端の分析試験機能を備えたRTCは、アランセオの最先端のEPDMプラント内にあり、同社のグローバルなゴム試験センターの1つ。多種多様なゴム製品の試験と混合が可能なため、中国で最も包括的なゴム研究所となっている。
シンガポールのブチルゴム・Nd―BRプラントとともに、中国のEPDM工場はAPACの3つ目の最新プラントになる。「我々の試験・混合能力とEPDMプラントの生産力の統合は、現在の市場状況によってもたらされる課題を解決するだけでなく、中国とAPAC地域の重要性を強調することにもなる」とジャン・ポール最高経営責任者(CEO)は述べている。