横浜ゴムは12月20日、サーキット走行などで自動車のボディ剛性を向上させたいユーザーのための補強パーツとして、自動車窓ガラス用高弾性接着剤「ハマタイト・ハイパー・シーラント」を12月下旬から発売すると発表した。販売は自動車チューニングショップを通じて行う。
同製品は、高強度ポリマーと特殊添加剤の独自ブレンドにより、硬化後の弾性が高いのが特長。同製品でフロント、リアガラスを窓枠に接着させることにより、窓ガラス自体がボディの補強パーツとなり、サーキット走行時でもボディの変形を抑制して、走行安定性・操舵性を向上させる。
横浜ゴムのタイヤテストコース「D―PARC」でレーシングドライバーが行った官能評価でも、「ボディのしなりが減少した」「足回りの動きがスムーズになった」など、ボディ剛性アップを裏付ける評価が得られた。
同社は40年以上、自動車メーカーへ窓ガラス用接着剤を販売しており、現在では自動車用接着剤の国内トップメーカーとなっている。