「ドライバーの約7割が雨の日にスリップを経験」 ブリヂストンがタイヤの安全に関する調査結果を発表した。 ブリヂストンは2011年3月1日に創立80周年を迎えたことと、一般社団法人日本タイヤ協会等が推進する「タイヤの日」が4月8日であることを背景に、 毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」と設定し、2012年2月まで毎月タイヤの安全に関わる情報を発信することになった。
その第一弾として、今回、自家用車を所有し、月に一回以上クルマを運転する男女1000人に対して行った調査結果を発信。ドライバーの約7割が雨の日にス リップを経験しているほか、タイヤの接地面にある溝・模様は排水のためにあることを知らないドライバーが全体の3割もいることが分かった。 同社ではこれら調査結果について、「タイヤのトレッド(路面との接地面)には、「溝」で刻まれたトレッドパターンと呼ばれる模様があるが、この「溝」は雨 の日に路面の水をかき出す役割を果たしている。タイヤは走行を重ねるとトレッドが磨耗して「溝」が浅くなり、水をかき出す能力が低下することから、スリッ プしやすくなる」と注意を喚起。 タイヤの「溝」には排水という非常に大切な役割があり、これを知らないドライバーは約3割、特に女性ドライバーにおいては約5割にも上ることが分かった。 タイヤの溝の深さに関する使用限界は、法律で定められているが、使用限度に達していなくても、溝の深さが新品から半分程度を過ぎると雨の日の性能低下幅が大きくなるので注意が必要と呼びかけている。
2011年06月13日