16年11月の天然ゴム輸入実績 数量4%増、3ヵ月ぶりに増加

2017年01月10日

ゴムタイムス社

 日本ゴム輸入協会がまとめた16年10月の天然ゴム輸入量(生ゴム)は、合計で5万3200t、前年同月比4%増(前年5万1113t)となり、3ヵ月ぶりに増加した。

 輸入金額は、81億8499万円で同10%減(前年91億1374万円)となり、こちらは15ヵ月連続で前年同月実績を下回った。

 平均輸入単価はキロ当たり153・9円で、前月比3・5円高となり、3ヵ月ぶりに上昇した。

 1~11月累計では、輸入量が前年同期比4%減、金額が同25%減となった。

 16年の天然ゴム輸入実績を振り返ると、数量は年間を通じて増加と減少をくり返しながら推移した。1月は5万8733t(前年同月比1%増)と増加したが、2月は5万4752t(同12%減)、3月は6万5345t(同2%減)、4月は5万698t(同18%減)と減少が続いた。5月は6万2324tと同微増となった後、6月は5万3470t(同9%減)、7月は5万4318t(同1%減)と減少が続き、8月は5万4105t(同9%増)と増加。9月は5万4880t(同6%減)、10月は5万2741t(同8%減)となり、11月は増加に転じた。

 天然ゴムの主要需要先である自動車用タイヤ・チューブの国内生産実績(JATMA統計)を見ると、11月のタイヤ・チューブ生産量は前年同月実績をわずかに下回ったものの、出荷は堅調に推移しており、国内の天然ゴム需要は安定しているものと見られる。

 輸入金額については、

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