カネカは1月16日、塩化ビニル樹脂を2月21日出荷分から20円/kg以上、値上げすると発表した。
国内では、2020年の東京オリンピックに向け建設投資が本格化し、インフラ向けを中心に需要は堅調に推移するものと想定される。また、アジアでもインフラ投資が活発な状況が続いており、需要は好調に推移している。
一方、中国の供給量は減少しており、需給バランスはタイトな状況が継続。原油価格も上昇に転じており、今後のナフサ価格、ユーティリテイコストにも影響してくるものと予想される。
このような環境の下、同社は安定供給の責務を果たすため、価格改定が必要と判断した。