ブリヂストン 仏大手タイヤ小売り買収 生産財販売強化へ

2017年01月18日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは1月18日、同社の欧州子会社ブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィー・エスエー(以下、BSEMEA)が、1月17日(欧州現地時間)に、仏大手タイヤ小売りチェーンGroupe Ayme(以下、Ayme社)と、同社の株式を100%取得し完全子会社化するための最終的なプロセスを開始したと発表した。

 Ayme社は欧州市場の主要国である仏国内で104店舗を展開する同国内最大級の独立系タイヤ小売りチェーンの一つ。今回の買収手続きは、労使委員会等への確認後に最終契約を締結し、競争当局の認可を取得次第完了する見込みだ。

 買収完了後のBSEMEAのタイヤ小売店網は、First StopとSpeedyにAyme社の運営する小売りチェーンCôté Routeを加えることにより仏国内で900か所超となる。トラック・バス用タイヤなどの生産財の小売りに強みを持つAyme社を傘下とすることで、当社グループのソリューション事業の更なる強化を図る。

 欧州事業では小売網の強化を基本戦略の一つとして掲げており、今回の出資はその成長戦略に沿った活動。

 

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー