東ソーは1月19日、液体苛性ソーダを2月21日出荷分から10円/kg以上値上げすると発表した。
近年、国内苛性ソーダ市況は軟化し、安定供給に向けた再生産・再投資可能な利益の確保が困難な状況にある。一方、国内需要は昨年を上回るペースで順調な推移を示し、在庫レベルも低く、需給バランスは引き締まっている。
加えて、アジア市場における旺盛な需要と供給減による輸出市況の上昇は、今後も継続すると見込まれており、国内の需給バランスは一層タイトな状態になるものと想定される。
このような状況の下、同社は国内向けの安定供給を維持するため、価格改定を実施することになった。