経産省が9月30日に発表した8月の石油統計速報によると、 原油輸入量は1727万klで、前年同月比97・5%と6ヵ月連続で前年を下回った。
最も原油輸入量が多いのはサウジアラビアで501万kl(前年同月比97・3%)、次にアラブ首長国連邦で406万kl(同122・2%)、カタールで171万kl(同71・3%)と続く。
同月の中東依存度は82・8%で、前年同月比2・0%減と、前年を下回った。
燃料油の生産は1672万kl、前年同月比97・4%と2ヵ月連続の前年比減となった。油種別にみると、ナフサ、灯油及びB・C重油は前年同月比を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油など他の製品は下回った。
8月のナフサ生産は186万9137klで前年同月比10・6%増、出荷は368万6148klで同4・3%増、一方月末在庫は119万1547klで同11%減となった。