日本ゴム工業会は1月20日、16年の新ゴム消費量見込みと17年の消費予想を発表した。16年の新ゴム消費量は128万5100tで前年比2・7%減、17年は129万3200tで同0・6%増と、6年ぶりにプラスになる見通しとなった。
●16年の消費量
16年のゴム工業会の新ゴム消費量は、国内自動車生産の低迷や中国の過剰設備問題による成長鈍化、資源関連の低迷などの影響を受け、前年を下回る水準で推移した。
この結果、自動車タイヤと自動車向けを中心とした工業用品の国内生産がともにマイナスとなり、5年連続で減少の見込みとなった。
●タイヤ類
17年の主要製品別の新ゴム消費予想のうち「自動車タイヤ・チューブ」「その他タイヤ類」を合わせた「タイヤ類」は、104万3810tで前年比0・3%増との予想となった。
自動車タイヤ・チューブの新車用は、国内自動車生産が前年を若干上回ると予測。市販用は夏タイヤ・冬タイヤともに、