住友理工は1月25日、神戸国際展示場で26日から開催される「救急資器材展2017 in KOBE」に心肺蘇生法(心臓マッサージ)の訓練をサポートする胸骨圧迫訓練評価システム「しんのすけくん」を出展すると発表した。
第25回全国救急隊員シンポジウムの併設展示会として開催される同展は、全国から救命救急の現場で活躍している救急隊員や医療関係者ら約6000人の来場が見込まれるイベント。
同社ブースでは、昨年3月に販売を開始した「しんのすけくん」を、メインターゲットの救命救急士や、彼らに指導を行う医師を中心に広くアピールし、製品への意見・フィードバックの収集と製品の認知度向上を図る。ブースには体験可能な「しんのすけくん」を展示し、製品の有用性について紹介する。
「しんのすけくん」は音声ガイダンスを頼りに、リアルタイムで表示される画面を見ながら、心臓マッサージの訓練を受けることができる製品。同社開発の圧力検知センサー「スマートラバー(SR)センサ」を応用して、心臓マッサージで重要な要素である圧迫の位置や深さ、リズムなどを検知。要素ごとに得点化し、客観的に評価することにより、訓練の質の向上を図る。
同社は同製品のさらなる普及に努め、万が一の時にも正しく心肺蘇生が行える人材の裾野を広げることで、「安全・安心・快適」な暮らしづくりを目指していく。