三菱化学は1月26日、連結子会社の日本合成化学工業(大阪市北区、木村勝美社長)とジャパンコーティングレジン(JCR、大阪市中央区、中藤毅社長)の合成樹脂エマルジョン事業を、4月1日付けで統合することを決定したと発表した。
同事業については、2014年10月1日付で日本合成の製造部門を会社分割により旧中央理化工業株式会社に移管・統合し、統合新社としてJCRを発足した。
今回、日本合成の同事業に関する研究開発部門と販売部門を会社分割でJCRが譲受し、研究開発・製造・販売の全てを統合することにした。この統合により、双方の強みを活かした高付加価値製品開発の加速と、両社の販売チャネルを活用した既存製品の拡販を図る。
JCRの資本金は1億115万円で、資本構成は三菱化学50%、日本合成50%。売上高は約110億円(2018年3月期計画)、従業員数は約210人(4月1日予定)。