東洋ゴムが内航本船使用を再開

2011年06月13日

ゴムタイムス社

6月8日、宮城県仙台塩釜港にてコンテナ船(内航本船)が再開された。東洋ゴム工業は仙台工場で(宮城県岩沼市)で生産したタイヤを同港を通じて海外に出荷してきたが、東日本大震災で仙台港が被災し、港湾機能を失ったことから他港を暫定使用していた。
今回の仙台港における内航本船の出航に際し、同社中倉社長は次の通りコメントした。
「仙台港の被災により、タイヤの海外輸出は京浜をメインに新潟、大阪、神戸など一時的に他港を暫定使用して対処しています。内航本船の復旧を大変心待ちに しておりました。宮城県をはじめとした関係各位の多大なご尽力により再開に至ったことを大変ありがたく受け止めています。7月以降には使用比率を順次引き 上げていきたいと考えております。一日も早く、外航本船が仙台港に寄港されることを願います。
仙台港は東北経済の要衝であり、震災前のように活気が満ちてくれば、地域の復興に大きな意義をもたらすものと信じています」

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