日本ベルト工業会がこのほど発表した16年1~12月のゴムおよび樹脂ベルト生産状況によると、ゴムベルト生産量(新ゴム量)は合計で2万6373t、前年同期比7%減となり、2年連続で3万tの大台を下回った。
このうち、内需は伝動ベルトが横ばいとなったものの、コンベヤの2ケタ減が響き、生産量は合計で1万9695t、同6%減となった。
輸出に関しては、四輪車の輸出台数が回復基調で推移し、伝動は前年の減少から増加した。一方、コンベヤは資源国向けの需要不振が続いた。その結果、生産量は6678t、同12%減となった。
品種別で見ると、コンベヤ合計では1~12月は1万4607t、同13%減となった。コンベヤの内需については、主要需要先である鉄鋼やセメントの16年生産量は前年割れとなった。これにより、9467トン、同11%減となっている。
コンベヤ輸出
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