神島化学工業(大阪市西区、池田和夫社長)は昨秋の詫間工場の増設工事も完了して操業を開始しており、化成品事業拡大に向けた体制が整うことになる。又、今年創立100周年を迎えるのを機に新技術棟を建設する予定である。
同社では今年度を初年度とする中期経営計画を策定し、売上高を16年4月期の223億5000万円から19年4月期に240億円、営業利益を12億円から16億円へと伸長させる目標を打ち出した。
現在、主力となっているのは全売上高の約7割を占める建材事業だが、中計の目標達成に向けた経営戦略では、建材事業を成熟産業と位置付けて現状維持とし、成長分は化成品事業が担うことになった。
このため同事業に関しては、売り上げ全体に占める割合を
17年4月期の中間決算では、化成品事業部は減収減益だった。ただし、これは詫間工場の増設に伴い1ヵ月ほど稼働が停止したためで通期ではプラスになるよう営業部は拡販に注力している。 全文:約883文字