三洋貿易のゴム事業部は、合成ゴム・充填剤などの一般原材料を始め、特殊ポリマー・配合剤等、多彩な商品を取り扱っている。
ゴム事業部の前期(2016年9月期)の需要動向を振り返ると、期最後の9月になって需要は盛り返したものの、繁忙期とされる期初の10~12月に需要が大きく落ち込んだことや、ゴムの市況価格が全般的に値下がり傾向で推移した影響もあり、前期の業績は売上・利益ともに前々期比で若干のマイナスとなった。
一方、足元については、9月の好調が続いていることや、120円を超える円安時の輸入品販売が完了し、輸入商品の収益も回復している。これにより、今期(2017年9月期)の第1四半期は、「前期が悪すぎた部分はあるものの、売上は前年同期比で2桁増となった」(中村浩人ゴム事業部長)。
こうした状況を踏まえた上で、ゴム事業部では、国内市場は今