ゴム連合 「2017春のとりくみ」方針 昨年同様2%程度の賃上げを要求

2017年02月14日

ゴムタイムス社

 ゴム連合(春日部美則中央執行委員長)は2月9日、第54回ゴム産業労使懇談会を開催し(本誌既報)、「2017年春季生活改善のとりくみ方針」の内容を明らかにした。

 上部団体である連合は、17年春闘の取り組みとして、「経済の自律的成長」「包摂的社会の構築」「ディーセント・ワークの実現」を目指すため、すべての働く者の賃金の「底上げ・底支え」と「格差是正」に寄与する取り組みを強化する観点から、昨年と同様に、定期昇給・賃金カーブ維持分を確保した上で、「2%程度」の賃上げを基準とする方針を打ち出した。

 ゴム連合の17年「春のとりくみ」に向けた基本スタンスは、連合の方針にのっとり、「賃金」「一時金」「ワーク・ライフ・バランスの実現」「非正規労働者の労働条件改善」「法令遵守への取り組み」の各項目を掲げた上で、重点実施事項として①賃金、②一時金、③ワーク・ライフ・バランスの実現の3つを挙げた。

◆賃金
 賃金については、定期昇給・賃金カーブ維持分の確保を前提とし、要求方式は、賃金の上げ幅のみならず、一般指標などとの比較をもとに自社の賃金水準の位置づけを把握し、絶対額を意識した取り組みにする。

 また、個別賃金へのとりくみに関しては

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