相模ゴム工業の2017年3月期第3四半期連結決算は、売上高が43億8200万円で前年同期比19・4%増、営業利益は13億400万円で同143・9%増、経常利益は10億2500万円で同119・1%増、四半期純利益は6億9900万円で同138・3%増となった。
ヘルスケア事業は、国内販売を再開したポリウレタン製コンドーム・サガミオリジナル0・01(ゼロゼロワン)のセールス・ミックスが上昇し、中国・アジア圏から堅調な受注を受けたサガミオリジナル0・02(ゼロゼロツー)が輸出販売を嵩上げしたことから、売上高は大幅に伸長した。この結果、売上高は32億6800万円で同31・7%増、営業利益は14億4000万円で同105・7%増となった。
プラスチック製品事業は、原油価格下落に伴う製品価格の改定の影響を小幅にとどめ、新規顧客の開拓などにより収益の拡大を図った。この結果、同事業の売上高は9億4800万円で同6・7%減、営業利益は1億3900万円で同43・7%増となった。
その他の事業の入浴・介護サービスなどの売上高は1億6500万円で同2・8%減、営業損失は2900万円(前年同四半期は営業損失1700万円)となった。
通期の連結業績予想は、当初予想を上方修正した11月11日の予想を再び上方修正し、売上高は58億円で前期比19・6%増(前回予想比3・6%増)、営業利益は16億円で同158・4%増(同23・1%増)、経常利益は13億円で同143・1%増(同30・0%増)、純利益は8億5000万円で同168・0%増(同30・8%増)を見込んでいる。