16年1~12月のゴム製品 主要製品不振で出荷金額が3・9%減

2017年02月21日

ゴムタイムス社

 経済産業省がまとめた16年のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は2兆1737億1600万円で前年比3・9%減となった。

 品目別で見ると、その他ゴム製品は生産・金額とも増加したものの、自動車用タイヤ、ゴムベルト、ゴムホースは生産・金額ともに前年同期実績を下回っている。工業用ゴム製品は金額のみ増加した。

 自動車用タイヤの1~12月の生産本数は、1億4688万9000本で同3・6%減となった。内訳はトラック・バス用が988万9000本で同3・7%減、乗用車用が1億1000万4000本で同3・4%減、小型トラック用は2177万7000本で同5・9%減、二輪自動車用が385万6000本で同3・0%増、特殊車両用が136万5985本で同4・9%減となり、二輪自動車用以外全てのタイヤで前年同期実績を下回った。

 出荷金額は1兆1406億3100万円で同7・5%減。内訳はトラック・バス用が2389億3500万円で同7・0%減、乗用車用は5616億4700万円で同6・6%減、小型トラック用が1387億9800万円で同11・1%減などとなっている。

 自動車の生産が年末にかけて回復基調で推移したものの、前半の不振により年間を通しては前年実績を下回ったことで、タイヤの生産もマイナスとなった。

 ゴムベルトの1~12月の生産量(新ゴム量)は、2万2022tで同7・2%減、出荷金額は671億6100万円で同6・4%減となった。

 伝動ベルトは前年実績を上回ったものの、主力のコンベヤベルト

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