西川ゴム工業の2017年3月期第3四半期連結決算は、売上高が641億4600万円で前年同期比3・4%減、営業利益は61億3100万円で同31・5%増、経常利益は66億3700万円で同42・2%増、四半期純損失は89億8000万円(前年同期は四半期純利益28億1000万円)となった。
自動車用部品については、国内では軽自動車の自動車税増税の影響から回復しておらず、また、海外では為替の影響を受けたことにより、売上高は607億5300万円で同3・9%減となった。利益については生産性向上とコスト低減活動に注力した結果、営業利益は57億8500万円で同33・7%増となった。
建住や土木関連製品などの一般産業資材は、住宅ローン金利の低下や政府の住宅取得支援策の下支えなどにより住宅着工戸数が回復し、売上高は33億9200万円で同6・7%増となり、営業利益は3億4500万円で同3・7%増となった。
通期の連結業績予想は、純利益を当初予想から下方修正した以外は上方修正し、売上高が910億円で前期比1・2%増(当初予想比3・5%増)、営業利益は88億円で同32・7%増(同12・8%増)、経常利益は96億円で同45・2%増(同15・7%増)、純損失は74億円(同4億円の減少)を見込んでいる。