米国でトランプ政権が発足して20日で1ヵ月が経過した。発言については相変わらずなようだが、ゴム関連で気がかりなのは、やはり主要需要産業である自動車への対応だ。
トランプ大統領は、米国車が日本で売れていないことを指摘していた。しかし、売れないには、それなりの理由がある。
米国車に対する日本人の一般的なイメージは「でかくて、燃費が悪い」というところだろう。最近は米国メーカーも燃費や性能の優れたコンパクト車を開発して、欧州などでは売れているという。しかし、日本では売れていない。
なぜ、売れないかと言えば、道路が狭くてガソリンが高い日本には「でかくて、燃費が悪い」車は実用的でないし、燃費や性能の優れたコンパクト車なら日本車で十分だからだ。
一方で、欧州車は日本で売れている。それは、