豊田合成は2月21日、ウェザストリップなどの自動車用ゴム部品を生産する森町工場(静岡県森町)に液化天然ガス(LNG)設備を導入し、ボイラー燃料を重油からLNGに転換したと発表した。
来年2月までに生産工程の加熱炉で使用している液化石油ガス(LPG)もLNGに転換し、CO2の年間排出量を約2000t低減する。
同社は昨年2月に策定した長期環境目標「TG2050環境チャレンジ」で、2050年までにCO2排出量を極小化することなどを目指している。その一環として今回、他の化石燃料と比べ、燃焼時にCO2の排出が少なく、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の発生も少ないLNGを森町工場に採用した。