ブリヂストンの16年12月期の決算説明会で、江藤CFOは多角化部門について、同社と同社グループとして展開する化工品事業とブリヂストンアメリカスの多角化事業の2つが大きく売上を占めていると説明。前者がほぼ半分の売上を占めており、残りの3割が屋根材などを行っているブリヂストンアメリカスの多角化事業だという。
16年度の多角化部門では、米国の需要動向は堅調で、今期も引き続き売上も堅調に推移する見込み。一方、日本は建設や鉱山関連が厳しい環境下だったが、建設や鉱山需要の回復を期待し、17年度は増収増益を計画。津谷CEOは「15年から始めた鉱山・農業機械に付随するタイヤと絡めてベルト、ホースのソリューションビジネスを展開している。もう少し結果がでてくるのは時間がかかるだろう。また、建築に関係する免震ゴムなどは今後どう伸びるのかをみていき、開発も進めていきたい」と述べた。
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