旭化成 合成ゴムや熱可塑性エラストマーなど値上げ

2017年02月27日

ゴムタイムス社

 旭化成は2月27日、合成ゴムや熱可塑性エラストマーなどを3月15日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品はBR、SBR(油展・非油展、ジエン・タフデン・アサプレン)、スチレン系特殊透明樹脂(アサフレックス)、スチレン系熱可塑性エラストマー(タフプレン・アサプレンTなど)、水添スチレン系熱可塑性エラストマー(タフテック・S・O・E・など)

 値上げ幅はBRが110円/kg以上、SBR(油展)が65円/kg以上、SBR(非油展)が80円/kg以上、スチレン系特殊透明樹脂が45円/kg以上、スチレン系熱可塑性エラストマーが80円/kg以上、水添スチレン系熱可塑性エラストマーが80円/kg以上を見込んでいる。

 ナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの市況が上昇を続けているため、対象製品の製造コストは自助努力の範囲を超えて大幅に増加している。同社はこのような事情の下、製品の安定供給維持のため値上げを実施するとしている。

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