【CMB特集】角一ゴム工業 小回りの利くサービスを促進

2017年03月27日

ゴムタイムス社

 天然ゴムや合成ゴムの老舗CMBメーカーとして、長年蓄積された高いゴム精練技術と実績を持つ角一ゴム工業(神戸市西区、畑中康平社長)。

 同社では、NR、SBR、CR、ACMをメインにEPDM、NBR、BR、IIRなどを扱っており、生産設備としては3系列あり、練機は神戸製鋼社製の3号・6号・9号バンバリーミキサー、アンダーバンバリーは、22インチロール1台、24インチロール2台と充実した生産体勢を備える。現在の生産能力は月産550tであり、多様なサイズのバンバリーミキサーを持つ強みを生かし、小ロットの生産にも柔軟に対応している。

 17年2月期について、畑中社長は「上半期はあまり動きがよくなかったが、夏以降は徐々に需要が回復し、下期は少し持ち直した」としている。

 同社の受注分野は自動車関連が多く、そのほか電線と土木となっており、いずれの分野も下期には回復傾向を見せている。その結果、通期の見通しは対前年比でほぼ横ばい、生産量も同様に前年並みとなる見込みだ。

 来期について、畑中社長は「市場の先行き不透明感が強

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