GfKジャパンは2月28日、1月の自動車タイヤの販売速報を発表した。本数では前年比13%減、金額は前年比10%減と前年を大きく下回った。
西日本を中心に降雪が見られたものの、降雪に伴い冬タイヤの販売が急伸した前年1月の水準には及ばなかった。ただ、前々年1月と比較すると2割増だった。
冬タイヤ販売に絞って前年比をみると、本数で17%減、金額で14%減。特に前年降雪の多かった関東では、前年の半分程度の販売水準に留まった。タイヤ販売の冬タイヤの数量構成比は57%と、前月から14%ポイント縮小しており、マーケットの主流は、2月には夏タイヤに移行すると見られる。
なお、タイヤ全体の平均価格は155/65/13や145/80/13といった、単価の安い小径サイズの販売が縮小したことなどで、前年からわずかに上昇した。