ランクセスは3月2日、東京在住の20歳から69歳までの男女、計1030人を対象に「東京の景観に関する意識調査」を実施したと発表した。
同調査によると、後世に残したい東京の景観の第1位は「浅草・墨田・押上」(59・0%)。第2位は「銀座」(39・5%)、第3位には「上野」(36・8%)が入った。
景観が都市の魅力に影響すると考えている人は、85・1%に上った。また、現在の東京の景観を魅力的だと思うと回答した人は6割超となった。
現在の東京のイメージカラーは「灰色系」が約6割を占めた。また、2020年の東京のイメージカラーは「白系」「灰色系」が合わせて約5割を占める結果になった。
カラーコンクリートを使用すると、コンクリート建築の印象が良くなると回答した人が約7割となった。
同社は無機顔料で着色されたコンクリート建築の多様性や芸術性、技術特性を広めるための取り組みを「カラーコンクリートワークス」と銘打ち、近年、日本でもその取り組みに注力している。
今回の調査では、その取り組みの一環として、2020年に向けて増加すると見られるインフラ整備を前に、都民がどのような都市景観や色彩に好感を抱くのか、またどのような景観を後世に残したいかを探った。