協和化学工業(香川県坂出市、宮田茂男社長)は、工業用途と医療・食添用途の無機ファインケミカル製品の製造・販売を行っている。
工業用途では酸化マグネシウム、合成ハイドロタルサイト、水酸化マグネシウムなどが主要製品である。
一方、医療・食添用途については、酸化マグネシウム製剤のマグミット錠が主力であり、これは、医師の処方が必要な緩下剤だ。
前年度(2016年3月期)については、売上高は微増も、競争激化の影響を受け利益面では減収となった。工業用途の販売については、国内はほぼ横ばいだったのに対し、海外は微増。今年度もその傾向が続いており、海外向けではシェアが上昇している。
同社にはオランダと中国にも生産拠点がある。塩ビの