【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情15 タイ(上) 日系企業の現状 加藤進一

2017年03月13日

ゴムタイムス社

 タイのゴム会社と言えば、ゴムタイムスの多くの読者は、タイにある日系自動車ゴム部品工場を思い浮かべるでしょう。 タイには現在80社、100拠点以上の日系のゴム部品工場、ゴム材料商社、合成ゴム会社、ゴム製品商社が進出しており、タイに駐在しているゴム関係の日本人は200名を越すと言われています。 また、日系タイヤ会社も4社進出しております。そのタイヤ生産量は、タイの中では、日系工場によるタイヤ生産量が、地元メーカーや、他の国からの進出タイヤ工場の生産量の中で、一番多いのです。

 日系自動車メーカーはトヨタ、日産、ホンダ、三菱、いすゞをはじめ各社が進出しています。あまり知られていませんが、三菱自動車は海外ではタイでの生産が一番多く、日本生産の約半分の台数をタイで生産しています。 また、いすゞのトラックは

 

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