カワイチ・テック(千葉県成田市、川口秀一社長)は、成田新工場に生産拠点を集約して以降、選択と集中を図り、長年培ってきた配合設計・技術や精練技術などを駆使し、顧客のニーズに合った最適な素材を提供している。
最近では、高濃度カーボンブラックコンパウンドをはじめ、高濃度チタンホワイトコンパウンド、熱硬化性樹脂コンパウンド、熱可塑性エラストマーなど付加価値の高い樹脂コンパウンドにシフト転換し、ゴムに関しては、海外向け高圧電線用途の特殊バッチが中心となっている。
16年の需要動向について、付加価値の高い樹脂コンパウンドが前年より伸長したほか、樹脂関連の新規案件も増加し、生産ラインはほぼフル稼働状態だったという。ゴムについても、海外向け高圧電線用途の特殊バッチが好調に推移した。
その結果、16年度12月期は、飲料系は一昨年冷夏の影響を受けて