横浜ゴムは3月9日、歴史的代表製品の一つである「ヨコハマA008P」の復活を、スイス・ジュネーブで開催されている「第87回ジュネーブモーターショー」のプレスカンファレンスで発表した。
発売するのは205/55ZR16・91Wと245/45ZR16・94Wの2サイズ。今秋の発売を予定しており、欧州以外での発売は現段階では未定。なお、同社は1月にヒストリックカー向けタイヤ「アドバンHF・TypeD」復活の発表も行っている。
ヨコハマA008Pは、1989年に初めてポルシェの技術認証を取得し、ポルシェ「911(タイプ964)」に新車装着された。現在のフラッグシップ製品である「アドバン・スポーツV105」まで続く、ポルシェの新車装着のきっかけとなっており、日本のみならず、海外へも「ヨコハマ」の名を広めた製品だ。
ジュネーブモーターショーの横浜ゴムブースには、今回復活を発表した同製品のプロトタイプを参考出展している。ポルシェの協力により、ポルシェミュージアムに保管・展示されている89年製ポルシェ「911(タイプ930)ターボ・カブリオレ」に装着し、展示している。